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判型:文庫判
ページ数:284ページ
初版:2009年6月26日
ISBN:978-4-488-45912-3
Cコード:C0193
文庫コード:M-ひ-3-12
装画:最上さちこ
装幀:SONICBANG CO.,
枯れた公孫樹の葉がアイスダストのようにふりそそぐ12月、中学の同級生・竹田寛子が、池袋のラブホテルで殺害された。高校二年生の木村時郎は、かつて一日だけデートしたことがあった寛子が、最近どうしていたのかが気にかかり、彼女の高校の同級生を訪ねる。すると寛子は、交際中の相手について、“プラスチック・ラブ”という謎の言葉を残していた。その帰り、時郎は記事を書くために事件を調査している柚木草平と出会う――。『刺青白書』に先駆け、柚木草平の姿を初めて客観的に描写した表題作「プラスチック・ラブ」など、四季の移ろいと時郎の目から八つの事件を綴った連作短編集。《柚木草平シリーズ》番外編。解説=村上貴史
「雪のふる前の日には」
「春はいつも」
「川トンボ」
「ヴォーカル」
「夏色流し」
「団子坂」
「プラスチック・ラブ」
「クリスマスの前の日には」
樋口有介
(ヒグチユウスケ )1950年群馬県生まれ。國學院大學中退。88年、『ぼくと、ぼくらの夏』でサントリーミステリー大賞読者賞を受賞しデビュー。『風少女』が第103回直木賞候補となる。『彼女はたぶん魔法を使う』に始まる〈柚木草平シリーズ〉をはじめ、青春味溢れる作品で人気を博す。著作は他に、『林檎の木の道』『雨の匂い』『ピース』『夢の終わりとそのつづき』『捨て猫という名前の猫』などがある。