判型:文庫判
ページ数:354ページ
初版:2008年6月13日
ISBN:978-4-488-45911-6
Cコード:C0193
文庫コード:M-ひ-3-11
装画:最上さちこ
装幀:SONICBANG CO.,
現職の総理大臣が急逝し、世間は大慌て。しかし、ケニヤに桃世が旅立ってから、傷心(?)の木野塚氏は、テレビの中の美人ニュースキャスターとの不倫を夢見る日々。それが、一本の電話で覆される。オタク男からの奇妙な依頼から、いつの間にやら木野塚探偵事務所設立以来の大事件へと巻き込まれることに。ケニヤ帰りの桃世とともに難事件に挑む、木野塚氏の活躍? 乾坤一擲、欣喜雀躍、元警視庁経理課の愛すべき老人探偵の大活躍を描いたシリーズ第2弾、だ。著者あとがき=樋口有介/解説=香山二三郎
樋口有介
(ヒグチユウスケ )1950年群馬県生まれ。國學院大學中退。88年、『ぼくと、ぼくらの夏』でサントリーミステリー大賞読者賞を受賞しデビュー。『風少女』が第103回直木賞候補となる。『彼女はたぶん魔法を使う』に始まる〈柚木草平シリーズ〉をはじめ、青春味溢れる作品で人気を博す。著作は他に、『林檎の木の道』『雨の匂い』『ピース』『夢の終わりとそのつづき』『捨て猫という名前の猫』などがある。