― 本格ミステリ―
本書なくして密室ミステリは語れない歴史的名作の新訳版。ジャン・コクトーの序文を収録。マニア必携の一冊。
英国政界に太いパイプを持つホーン・フィッシャーと、若き新聞記者ハロルド・マーチが出会う八つの怪事件。諧謔と奇想に満ちた国際謀略×本格ミステリ。
とうとう結婚へと至ったピーター卿と探偵小説作家のハリエット。新婚旅行を過ごす古い農家に着いたものの、どうも様子がおかしくて……。シリーズ最後の長編が遂に登場!
高級娼婦の死体が発見された部屋に過剰に残されていた凶器は何を意味するのか。不可解な謎に、パリの予審判事を引退したアンリ・バンコランが挑む。シリーズ掉尾を飾る力作。
美しい万華鏡のようにその姿を変化させつづける、赤毛のレドメイン家をめぐる奇怪な事件は、やがて驚愕の真相へ──。江戸川乱歩が激賞した名作が、満を持して新訳で登場!
部下8人とのカナダ研修直前に、アダムスベルク署長は、かつて弟を巻き込んだ恐るべき事件にひきもどされる! ネプチューンの三つ叉槍で刺されたとしか思えない死体。フランスからカナダに舞台を移しても事件は彼を苦しめる!
映画関係者と悶着を起こし新聞王との艶聞でも確執を生んでいたハリウッド女優が殺害された。雪に閉ざされた密室に発見者以外の足跡なし。不可能状況を解くH・M卿の名推理。
ニューヨークの路面電車で発生した異様な毒殺事件。多すぎる容疑者から真犯人Xの断定に挑むのは、聴力を失い引退した名俳優ドルリー・レーン! 巨匠の名作本格ミステリ。
赤い館で主の兄が殺され、主は行方不明に。友人を訪ねてきた青年が素人探偵となり事件を調べるが。『クマのプーさん』で有名なミルンが書いた唯一の探偵小説、新訳決定版。
50年前に目撃した、母の殺人。母の正当防衛が認められたが、あの事件は何だったのか? 母がナイフで刺した男は誰なのか? 死の床にある母の本から落ちた写真に映る見知らぬ女性は誰なのか? ケイト・モートン・ミステリの傑作。
50年前に目撃した、母の殺人。母の正当防衛が認められたが、あの事件は何だったのか? 母がナイフで刺した男は誰なのか? 死の床にある母の本から落ちた写真に映る見知らぬ女性は誰なのか? ケイト・モートン・ミステリの傑作。
ミステリの女王アガサ・クリスティの生んだ名探偵として、エルキュール・ポワロと双璧を成すミス・マープル。いまなお世代を越えて愛される名探偵の短編集が新訳で登場!
著者自身が大のお気に入りだった、安楽椅子探偵ミステリの名作シリーズ第5弾。雑学問題から閃きを要する謎かけまで、名給仕ヘンリーが鮮やかに解決していく全12編を収録。
高校生5人と教師しかいない理科室で、生徒のひとりが殺害された!? ほかの生徒4人が一人称で、順繰りに事件について語っていく。巧みな構成が光る必読の謎解きミステリ!
長年続く〈黒後家蜘蛛の会〉では、ときに思わぬゲストが謎を持ちこむ。だが、ヘンリーの給仕と推理にはいささかの乱れもない。傑作ミステリ、安心と信頼のシリーズ第4弾。
亡夫と息子に接近する正体不明の女の目的は……? 妻の視点から描いた息づまるサスペンスと名探偵による謎解きを高次元で融合させた、ウィリング博士もの最後の未訳長編。
〈黒後家蜘蛛の会〉では、招かれたゲストが謎を提供するのがお決まりだ。そして手ごわい謎が給仕ヘンリーによって解かれるのも……。殿堂入りの名作ミステリ短編集、第3弾。
第二次大戦下、軍需品の輸送船に乗客が九人。敵に狙われる危険をはらんだ航海で、妖艶な美女が喉を掻き切られる緊急事態が発生。そして一発の銃声が轟いた! H・M卿活躍譚。
犯人当て、意外な隠し場所、ダイイングメッセージ、奇妙な動機……凝りに凝った11の本格ミステリ短編が楽しめる、巨匠クイーンの大傑作短編集。名探偵エラリーに挑戦せよ!
村のコテージで嫌われ者の中年男が殺された。周囲のみなに動機があるものの、決定的な証拠がない。意外この上ない大胆な結末。本邦初訳巨匠のミステリ・デビュー作が遂に登場。