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判型:文庫判
ページ数:504ページ
初版:2019年10月31日
ISBN:978-4-488-23607-6
Cコード:C0197
文庫コード:M-ウ-12-6
装画:牧野千穂
装幀:東京創元社装幀室
ネプチューンの三叉槍(トリダン)で刺されたような傷がある死体。30年前アダムスベルグの弟が恋人殺しの嫌疑で追われた事件も同じ手口だった。それ以前に五件、その後に二件同様の殺人があった。謎の多いこの事件で弟を失ったアダムスベルグは、彼の無実を証明すべく自らが犯人と確信する男を追い続けていた。アダムスベルグの人生を大きく変えた不可解な事件の驚愕の真相。CWA賞受賞作。解説=川出正樹
フレッド・ヴァルガス
1957年パリ生まれ。シュールレアリスムの研究者を父に持つ二卵性双生児の姉妹の妹として生まれる。他に兄が一人。パリ大学で考古学を専攻した後、国立科学研究所の研究員となり、中世考古学の専門家として遺跡発掘や講演などの日々を送りながらミステリを書き始める。《三聖人シリーズ》と《警察署長アダムスベルグ・シリーズ》で仏語圏以外の国々でも多くの読者を獲得し、CWA賞インターナショナル・ダガーを四度受賞していることは特筆に値するだろう。ミステリの執筆活動のほかに、イタリアの政治犯のフランス亡命を支援したり、2019年には環境問題に関する警告の書 “L’Humanité en péril” を刊行し、本国フランスで話題を呼んでいる。