チゾメノハタゴ

血染めの旅籠

月影兵庫ミステリ傑作選

南條範夫
末國善己


在庫なし

定価:1,430円 (本体価格:1,300円)

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血染めの旅籠

ジャンル
国内ミステリ > 時代本格
国内ミステリ > 短編集
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:568ページ
初版:2019年8月23日

ISBN:978-4-488-42521-0
Cコード:C0193
文庫コード:M-な-5-1

装画:森美夏
装幀:山田英春


内容紹介

徳川11代将軍家斉の時代。時の老中・松平信明を伯父にもつ、明朗な青年剣士・月影兵庫。彼は伯父の秘命を帯びた道中や、相棒の安との旅路で事件に遭遇する度に、鋭い洞察と武芸を駆使して謎を解く。大雨で足止めを食らった人々が滞在する旅籠で、殺人が起こる「血染めの旅籠」。盗賊が豪商から盗み出した千両箱の在処を探す「偉いお奉行さま」など、剣豪小説の名手が贈る傑作17編。解説=末國善己


目次

「上段霞切り」
「通り魔嫌疑」
「血染めの旅籠」
「首のない死体」
「大名の失踪」
「二百両嫌疑」
「森の中の男」
「偉いお奉行さま」
「帰ってきた小町娘」
「掏摸にもすれないものがある」
「私は誰の子でしょう」
「鬼の眼に涙があった」
「乱れた家の乱れた話」
「ただ程高いものはない」
「理窟っぽい辻斬り」
「殺したのは私じゃない」
「殺しの方法は色々ある」



南條範夫

(ナンジョウノリオ )

1908年東京府生まれ。東京帝大法学部、経済学部卒。51年、「出べそ物語」で週刊朝日懸賞小説に入選しデビュー。56年「燈台鬼」で第35回直木賞を、82年『細香日記』で第16回吉川英治文学賞を受賞。主な著作に『わが恋せし淀君』『被虐の系譜』『元禄太平記』などがある。代表作〈月影兵庫〉シリーズは、映画化・TVドラマ化された。また、『駿河城御前試合』は、山口貴由の漫画『シグルイ』の原作となった。2004年没。