過去1年分の新刊です。
教会の殺人という、一見クラシカルな事件が、世界的規模の展開を見せるジャーナリスティックで、論理的なしかも、けれん味たっぷりのグランジェらしい作風の見事な成功例。
教会の殺人という、一見クラシカルな事件が、世界的規模の展開を見せるジャーナリスティックで、論理的なしかも、けれん味たっぷりのグランジェらしい作風の見事な成功例。
寛政の改革の頃、板元の若旦那・二三は強烈な役者絵に魅入られる。その絵師・写楽の正体を追ううちに、やがて幕府と禁裏を揺るがす大事件に巻き込まれる! 傑作ミステリ。
かつて人間を滅ぼした異形の生物たちが暮らす惑星で、再び戦争が起きようとしていた。主人公は異種族の道連れとともに、惑星の危機に立ち向かう。酉島伝法、待望の初長編。
少年たちをのせて天空をゆく船、ひとが人形に変化する奇病が蔓延した村、機械の身体を持つ青年と植物に身を覆われた少女との出会い。幻想文学の新旗手による初小説集、遂に文庫化。
死神から言い渡された一週間の猶予。作家デビューを狙う小松は、その出来事を小説仕立てで執筆し完成を急ぐ。しかし友人たちが次々と殺害され……。第33回鮎川哲也賞優秀賞受賞作。
サム警視と娘のペイシェンスが遭遇した殺人事件は、あらゆる状況証拠がひとりの男を指していた。絶体絶命の容疑者を救うために名探偵レーンが披露する、究極の消去法推理!
英国政府のエージェントであるレドヴァースの依頼で、夫婦のふりをして豪華客船に乗り込んだジェーン。初めての捜査(?)にやる気満々だったが……。好評シリーズ第三弾。
一家六人惨殺事件の真相を求め、負け続きの代言人と流れ者の新聞記者が立ち上がる。日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞受賞作『大鞠家殺人事件』に続く歴史×本格ミステリ!
テムズ川沿いの高級住宅地で発生した、容疑者全員が同じ動機を持つ事件。警察に招聘された探偵ホーソーンは……。あらゆる期待を超える、〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズ最新刊!
本書は18世紀末のドイツロマン派の作品から、ティーク、ホフマンなどの9篇を収録。不条理な運命に翻弄され狂気と正気の狭間でもがき苦しむ人々の姿を描く、珠玉の作品集。
平成を賑わせた名探偵・五狐焚風と助手の鳴宮夕暮。中年になってごく普通の日常を生きる二人は、ある告発を切っ掛けに過去に解決した事件を振り返る巡礼の旅に出る。
異本『サラゴサ手稿』工藤幸雄訳完結。第四十二日―第六十六日。訳者による「ヤン・ポトツキについて」を収録。
ノンフィクション・その他 >> 人文科学
身分を隠し、刑務官としてアメリカの民営刑務所に潜入したジャーナリストの著者が見たのは、信じられない世界だった──。民営刑務所の暗部を暴く、傑作ノンフィクション!
生きるため、他人になりすます“わたし”。だがパーティで会った自分そっくりの女性が自分の本名を名乗ってきて……。嘘の達人たちの壮絶な騙しあい。大型サスペンス登場!
雪山のおかしな殺人事件。被害者が最後に残したのはクリスティ『春にして君を離れ』のサイン入り初版本だった──舞台は謎と雪が降り積もる書店。新ミステリシリーズ第一弾!
カウンター席だけのバーの、三谷敦彦教授と助手の早乙女静香、在野の研究家らしき宮田六郎。宮田の爆弾発言を契機に始まった歴史検証バトルは回を追うごとに熱を帯び……。
アトランティス大陸、ストーンヘンジ、ピラミッド、ノアの方舟、始皇帝、ナスカの地上絵、モアイ像。七つの謎がすっきり解ける。大好評『邪馬台国はどこですか?』の姉妹編。
日本人なら知っておきたい七つのテーマに、鯨史観は如何なるアプローチを試みるか。好評『邪馬台国はどこですか?』『新・世界の七不思議』に続く第三弾、文庫オリジナル。
宮田六郎と早乙女静香、『邪馬台国はどこですか?』でおなじみのコンビが京都で殺人がらみのトラブルに遭遇、警察に疑われながら解明に当たる。歴史上の謎に通じるその真相とは?