この世ならぬ美への憧れと反地上の意志。未完の傑作『蒼白者の行進』、長編『光のアダム』、来歴を語った「薔薇の自叙伝」等。 

未亡人となったヴァージニアが、懐かしいコーンウォールで再会した初恋のひと。美しい田園地帯で蘇る愛。世界中の女性を虜にするロザムンド・ピルチャーの愛の物語！ 

薔薇と不動とシャンソンに彩られた四つの密室殺人、推理小説史上に燦然と輝く中井英夫のアンチ・ミステリを幻の塔晶夫本で復刻。 

氷壁の作家、井上靖の原点ともいうべき清冽明澄な詩の世界。真摯な愛と祈りに満ちた珠玉の処女詩集を、昭和三十三年の初版当時の体裁でおとどけする完全復刻版。 

中井英夫の代表的エッセイ集『黒鳥の旅もしくは幻想庭園』『ケンタウロスの嘆き』そして、『地下を旅して』の3冊を完全収録した。 

美しい恋人の低俗な魂に絶望した青年貴族のために、科学者エディソンは人造人間をつくり上げた……傑作の名訳。正字正仮名で贈る。 

LeRomand’unTricheur. ――その邦題「とらんぷ譚」に魅せられたことばの錬金術師中井英夫が、10年を費やした連作「幻想博物館」「悪夢の骨牌」(泉鏡花賞…… 

一輪のバラの代償として、館に住む醜く恐ろしい野獣は、美しい娘ベルを妻にと求めた・・・映画史上に残る不朽の愛の物語・名作シナリオ。 

誰にも存在を認めてもらえない男、死と戯れる女、指紋理論で墓穴を掘った男……世にも奇妙な登場人物たちが、ナボコフやカルヴィーノの原型ともいえる世界へ読者を誘う。 

戦死したはずの英雄が生きていて自らの生死を法で解決せざるを得ない立場に・・・・・・「人間喜劇」の傑作。映画『愛の報酬』の原作。 

「コミック雑誌なんかいらない」の脚本、オール讀物新人賞受賞作の「6000フィートの夏」などで今後を嘱望されながら夭折した著者の、青春の息吹を伝える遺稿集。 

たぐいまれな美しさと哀しさ。第二次世界大戦中の少年時代を自伝的に綴った連作短編集。 

現代フランスの知の最前線にいる男女が、恋愛について、欲望について、嫉妬について、等々、愛の諸相を、そして愛するとはどういうことなのかを語り尽くす知的恋愛論。 

物語は本の両側から始まる。古代ギリシアの悲恋物語「へーローとレアンドロス」を下敷に、パヴィチが繰り出す詩的謎の数々。青いページは海か、それとも……？ 

幼い頃、祖父が死の床で話した奇怪なバラバラ事件の話。作家になった私は真偽を確かめようと調査に乗り出すが・・・・・・。虚実の皮膜を突き破る奔放な想像力！ 

帝国中の臣民が見た夢を集め、選別し、解釈する夢調査機関・夢宮殿。ここに職を得た青年の運命は？アルバニアの奇才が描く、カフカ的迷宮世界！ 

嵐に遭い南太平洋を漂流したヨットは、ついに海岸に打ち上げられた。ヨットに乗っていたのは、15人の少年たちだけ。彼らは見知らぬその地で、生きていくため、そしていつかは…… 

歴史上実在し、後に姿を消した謎の民族ハザールに関する事典の形をした奇想小説。（男性版）と（女性版）があり、違いはわずか17行、色違いのカバーです。 

歴史上実在し、後に姿を消した謎の民族ハザールに関する事典の形をした奇想小説。（男性版）と（女性版）があり、違いはわずか17行、色違いのカバーです。 

中世イタリアの修道院で起きた連続殺人事件。事件の秘密は知の宝庫ともいうべき迷宮の図書館にあるらしい。記号論学者エーコがその博学で肉づけした長編歴史ミステリ。全世界で異例の……