ウチュウセンソウ

宇宙戦争【新訳決定版】

H・G・ウェルズ
中村融


宇宙戦争【新訳決定版】

ジャンル
SF > SF
レーベル
創元SF文庫

判型:文庫判
ページ数:318ページ
初版:2005年5月31日

ISBN:978-4-488-60708-1
Cコード:C0197
文庫コード:SF-ウ-2-1



内容紹介

謎を秘めて妖しく輝く火星に、ガス状の大爆発が観測された。これこそは6年後に地球を震撼させる大事件の前触れだった。ある晩、人々は夜空を切り裂く流星を目撃する。だがそれは単なる流星ではなかった。巨大な穴を穿って落下した物体から現れたのは、V字形にえぐれた口と巨大なふたつの目、不気味な触手をもつ奇怪な生物――想像を絶する火星人の地球侵略がはじまったのだ!

かつてジョージ・パルが映画化し、スティーブン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演で再度の映画化が果たされた傑作。初出誌〈ピアスンズ・マガジン〉の挿絵を精選、多数採録して贈る。訳者あとがき=中村融

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*映画『宇宙戦争』(1953年/ジョージ・パル監督)原作
*映画『宇宙戦争』(2005年/スティーヴン・スピルバーグ監督)原作



H・G・ウェルズ

1866年、英国イングランド生まれ。フランスのジュール・ヴェルヌと並んで「SFの父」とされる。代表作とされる「タイム・マシン」(1895)、『モロー博士の島』(1896)、『透明人間』(1897)、『宇宙戦争』(1898)、『月世界最初の人間』(1901)などをはじめ、現代SFの基礎となるアイデアの大半はウェルズが発案したものである。小説のみならず、歴史家としても『世界史概観』(1922)などの著作がある。社会活動家としても多くの業績を遺した。1946年没。


中村融

(ナカムラトオル )

1960年愛知県生まれ。中央大学卒業。SF・ファンタジイ翻訳家、研究家、アンソロジスト。主な訳書に、ウェルズ『宇宙戦争』『モロー博士の島』、ブラッドベリ『万華鏡』ほか多数。創元SF文庫での編著に『影が行く』『地球の静止する日』『時の娘』『時を生きる種族』『黒い破壊者』がある。