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19世紀末の英国に登場したウェルズは、卓越した文明批評家であり、現代SFの礎(いしずえ)を築いた巨人であった。その後のSFのテーマとアイデアのほとんどは、彼が創出したといっても過言ではない。本集には、80万年後の地球と人類の衝撃的な姿を描破し、第1作ながら後世に多大な影響を及ぼした表題作をはじめ、「塀についたドア」「奇跡を起こせる男」「水晶の卵」など6編を収録した。
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「塀についたドア」
「奇跡を起こせる男」
「ダイヤモンド製造家」
「イーピヨルニスの島」
「水晶の卵」
「タイム・マシン」
H・G・ウェルズ
1866年、英国イングランド生まれ。大学では生物学を学ぶ。ジャーナリストとなり、また「科学ロマンス」と呼ばれる小説を発表。「タイム・マシン」(1895)、『モロー博士の島』(1896)、『透明人間』(1897)、『宇宙戦争』(1898)、『月世界最初の人間』(1901)など、科学知識と哲学思想に裏打ちされた作品で後世に多大な影響を及ぼした。現代SFの基本的なテーマとアイデアの大半はウェルズが創案したと言える。1860年代から活躍していたフランスのジュール・ヴェルヌと並んで「SFの父」とされ、歴史家としても『世界史概観』(1922)などの著作を発表。社会活動家としても多くの業績を残した。1946年没。
阿部知二
(アベトモジ )1903年岡山県生まれ。1927年東大英文科卒。創作、論評、英米文学の紹介で活躍。主な著書に「冬の宿」、訳書にメルヴィル「白鯨」、デフォー「ロビンソン・クルーソー」他多数。1973年没。









