タマサカニンギョウドウモノガタリ

たまさか人形堂ものがたり

津原泰水


在庫あり

定価:792円 (本体価格:720円)

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たまさか人形堂ものがたり

ジャンル
国内ミステリ > 連作短編集
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:254ページ
初版:2022年4月28日

ISBN:978-4-488-46904-7
Cコード:C0193
文庫コード:M-つ-4-4

装画:牧野千穂
装幀:東京創元社装幀室


内容紹介

会社をリストラされ突如無職となった澪は、かつて祖母が営んでいた小さな人形店を継ぐことにした。人形マニアの青年・冨永と謎多き職人・師村の助けを得て、素人なりに、人形修復を主軸にどうにか店を営んでいる――店に持ちこまれる、様々な来歴をもつ人形や縫いぐるみを通して人の心の謎を描く、珠玉のミステリ連作集。特別書き下ろし短編「回想ジャンクション」を収録する。解説=紅玉いづき


目次

「一 毀(こわ)す理由」
「二 恋は恋」
「三 村上迷想」
「四 最終公演」
「五 回想ジャンクション」
「六 ガブ」
「七 スリーピング・ビューティ」


津原泰水

(ツハラヤスミ )

1964年、広島県生まれ。青山学院大学卒。89年、津原やすみ名義で少女小説作家としてデビュー。97年、現名義で発表した『妖都』以降、様々なジャンルを横断する作品を執筆している。2012年、『11 eleven』が第2回Twitter文学賞国内部門1位となる。14年、短篇「五色の舟」がS-Fマガジン“オールタイム・ベストSF”国内短篇部門1位に選出される。近藤ようこにより漫画化された同作が、第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞する。〈ルピナス探偵団〉〈幽明志怪〉シリーズほか、『少年トレチア』『綺譚集』『ブラバン』『ヒッキーヒッキーシェイク』『夢分けの船』など著作多数。22年逝去。翌23年、第43回日本SF大賞功績賞を受賞した。