ダイヤルセブンヲマワストキ

ダイヤル7をまわす時

泡坂妻夫


ダイヤル7をまわす時

ジャンル
国内ミステリ > 本格ミステリ
国内ミステリ > 短編集
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:310ページ
初版:2023年2月17日

ISBN:978-4-488-40226-6
Cコード:C0193
文庫コード:M-あ-1-16

装画:市村譲
装幀:柳川貴代


内容紹介

暴力団・北浦組と大門組は、事あるごとにいがみ合っていた。そんなある日、北浦組の組長が殺害される。鑑識の結果、殺害後の現場で犯人が電話を使った痕跡が見つかった。犯人はなぜすぐに立ち去らなかったのか、どこに電話を掛けたのか? 犯人当て「ダイヤル7」など7編を収録。貴方は必ず騙される! 奇術師としても名高い著者が贈る、ミステリの楽しさに満ちた傑作短編集。解説=櫻田智也


目次

「ダイヤル7」
「芍薬(しやくやく)に孔雀(くじやく)」
「飛んでくる声」
「可愛い動機」
「金津(かなづ)の切符」
「広重好み」
「青泉(せいせん)さん」


泡坂妻夫

(アワサカツマオ )

1933年東京生まれ。75年「DL2号機事件」が第1回幻影城新人賞佳作となりデビュー。78年『乱れからくり』で第31回日本推理作家協会賞、82年『喜劇悲奇劇』で第9回角川小説賞、88年『折鶴』で第16回泉鏡花文学賞、90年『蔭桔梗』で第103回直木賞を受賞。著書に『11枚のとらんぷ』『亜愛一郎の狼狽』『湖底のまつり』『煙の殺意』『妖女のねむり』『しあわせの書』『生者と死者』『夜光亭の一夜』等がある。奇術界でも著名で、69年に石田天海賞を受賞。2009年没。