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奇術探偵 曾我佳城全集〈上〉

泡坂妻夫


奇術探偵 曾我佳城全集〈上〉

ジャンル
国内ミステリ > 短編集
国内ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:464ページ
初版:2020年1月24日

ISBN:978-4-488-40224-2
Cコード:C0193
文庫コード:M-あ-1-14

装画:早川洋貴
装幀:柳川貴代


内容紹介

若くして引退した、美貌の奇術師・曾我佳城。普段は物静かな彼女は、不可思議な事件に遭遇した途端、奇術の種明かしをするかのごとく、鮮やかに謎を解く名探偵となる。殺人事件の被害者が死の間際、天井にトランプを貼りつけた理由を解き明かす「天井のとらんぷ」。本物の銃を使用する奇術中、弾丸が掏り替えられた事件の謎を追う「消える銃弾」など、珠玉の11編を収録する。


目次

「天井のとらんぷ」
「シンブルの味」
「空中朝顔 」
「白いハンカチーフ」
「バースデイロープ」
「ビルチューブ」
「消える銃弾 」
「カップと玉」
「石になった人形」
「七羽の銀鳩」
「剣の舞」



泡坂妻夫

(アワサカツマオ )

1933年東京生まれ。75年「DL2号機事件」が第1回幻影城新人賞佳作となりデビュー。78年『乱れからくり』で第31回日本推理作家協会賞、82年『喜劇悲奇劇』で第9回角川小説賞、88年『折鶴』で第16回泉鏡花文学賞、90年『蔭桔梗』で第103回直木賞を受賞。著書に『11枚のとらんぷ』『亜愛一郎の狼狽』『湖底のまつり』『煙の殺意』『妖女のねむり』『しあわせの書』『生者と死者』『夜光亭の一夜』等がある。奇術界でも著名で、69年に石田天海賞を受賞。2009年没。