セイギノサバキ ゲ

正義の裁き〈下〉

フェイ・ケラーマン
吉澤康子


正義の裁き〈下〉

ジャンル
海外ミステリ > 警察小説
レーベル
創元推理文庫(M)

リナ&デッカー・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:372ページ
初版:2008年5月30日

ISBN:978-4-488-28212-7
Cコード:C0197
文庫コード:M-ケ-1-12

写真:George Doyle/Getty Images
カバーフォーマット:小倉敏夫


内容紹介

クリスは謎めいた少年だった。魅力的な容姿、いつも穏やかで抑制された振る舞い。犯罪歴はなく、18歳にして、自分で生計をたてているらしい。だが、身辺を調べるうちに、意外な事実が明るみに出る。なんとクリスはマフィアの首領の息子だというのだ。一流の弁護士に護られ、嘘発見機をやすやすとパスしてのける少年。だが、デッカーの発見がクリスの自制心を突き崩した。若さゆえの情熱と哀しくも歪んだ愛を描く、シリーズ第8弾。訳者あとがき=吉澤康子



フェイ・ケラーマン

アメリカの作家。1952年生まれ。出産を機に家庭に入り、夫ジョナサンに遅れること1年、『水の戒律』によりデビューした。ロサンゼルス市警のデッカーと正統派ユダヤ教徒のリナの生活感をこまやかに滲ませた、新鮮な警察小説シリーズをスタートさせた。劇作家シェイクスピアが八面六臂の活躍を見せる大長編『慈悲のこころ』も評価が高く、ユニークな存在感を示している。


吉澤康子

(ヨシザワヤスコ )

津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。英米文学翻訳家。エリザベス・ウェイン『コードネーム・ヴェリティ』『ローズ・アンダーファイア』、ラーラ・プレスコット『あの本は読まれているか』など訳書多数。