1987年マカヴィティ賞最優秀処女長編賞受賞

ミズノカイリツ

水の戒律

フェイ・ケラーマン
高橋恭美子


水の戒律

ジャンル
海外ミステリ > 警察小説
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
ピーター・デッカー&リナ・ラザラス・シリーズ

リナ&デッカー・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:424ページ
初版:1993年4月23日

ISBN:978-4-488-28201-1
Cコード:C0197
文庫コード:M-ケ-1-1

装幀:小倉敏夫


内容紹介

●江國香織氏推薦――「重厚な家族小説。二人の関係は読みごたえがあります。」

【マカヴィティ賞最優秀処女長編賞受賞】
夜遅く水浴場(ミクヴェ)で洗濯機を回していたリナは、不審な悲鳴を耳にした。猫の声? だが表で彼女が見たものは、服を引き裂かれ全身泥だらけになって横たわる友人サラの姿だった……。敬虔なユダヤ人コミュニティを襲ったレイプ事件。それがもたらした動揺と緊張を描いてマカヴィティ賞最優秀処女長編賞に輝く大型新人のデビュー作。シリーズ第1作。


フェイ・ケラーマン

アメリカの作家。1952年生まれ。出産を機に家庭に入り、夫ジョナサンに遅れること1年、『水の戒律』によりデビューした。ロサンゼルス市警のデッカーと正統派ユダヤ教徒のリナの生活感をこまやかに滲ませた、新鮮な警察小説シリーズをスタートさせた。劇作家シェイクスピアが八面六臂の活躍を見せる大長編『慈悲のこころ』も評価が高く、ユニークな存在感を示している。


高橋恭美子

(タカハシクミコ )

英米文学翻訳家。訳書に、ラーマー「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」「危険な蒸気船オリエント号」、クレイス「容疑者」「約束」「指名手配」「危険な男」、ライリー「蘭の館」「影の歌姫」、クリスティー「蒼ざめた馬」など。