ホウジョウノチ

豊饒の地〈下〉

フェイ・ケラーマン
高橋恭美子


豊饒の地〈下〉

ジャンル
海外ミステリ > 警察小説
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:
ページ数:319ページ
初版:1995年9月29日

ISBN:978-4-488-28204-2
Cコード:C0197
文庫コード:M-ケ-1-4

装幀:小倉敏夫


内容紹介

発見された団地でないとしたら、幼子はどこに住んでいたのか。試行錯誤をへて、デッカーたちは一軒の家に到達したが、待ち受けていたのは凄惨な四重殺人の現場だった。焙りだされる歪んだ心の形とは……? 奥深い謎を追いながらも、愛するリナの身を気づかう刑事デッカー。エモーショナルかつ猥雑に語られる、出色の第三弾。


フェイ・ケラーマン

アメリカの作家。1952年生まれ。出産を機に家庭に入り、夫ジョナサンに遅れること1年、『水の戒律』によりデビューした。ロサンゼルス市警のデッカーと正統派ユダヤ教徒のリナの生活感をこまやかに滲ませた、新鮮な警察小説シリーズをスタートさせた。劇作家シェイクスピアが八面六臂の活躍を見せる大長編『慈悲のこころ』も評価が高く、ユニークな存在感を示している。


高橋恭美子

(タカハシクミコ )

英米文学翻訳家。訳書に、ラーマー「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」「危険な蒸気船オリエント号」、クレイス「容疑者」「約束」「指名手配」「危険な男」、ライリー「蘭の館」「影の歌姫」、クリスティー「蒼ざめた馬」など。