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第三帝国の興亡〈3〉

第二次世界大戦

ウィリアム・L・シャイラー
松浦伶


第三帝国の興亡〈3〉

ジャンル
ノンフィクション・その他 > 歴史

判型:四六判並製
ページ数:538ページ
初版:2008年8月29日

ISBN:978-4-488-00378-4
Cコード:C0022

写真:AKG/PPS通信社
装幀:緒方修一


内容紹介

膨大な資料と豊富な取材経験を駆使して描く、ナチス第三帝国の全貌。同時代を生きたジャーナリストによる、第一級の歴史ノンフィクション。

1939年の夏、世界に衝撃が走った。長年の敵対関係から一転して、ドイツがソ連と不可侵条約を締結したのである。それからわずか九日後、ヒトラーはポーランド侵攻作戦〈白〉を発動させ、ドイツ軍はワルシャワを目ざして進撃を開始する。
以後約六年にわたる世界大戦が勃発したのだ。ヒトラーが不倶戴天の敵スターリンと手を結ぶに至った経緯とは。なぜ英仏をはじめとする諸国は、ヒトラーの野望を食い止められなかったのか。第三巻では独ソ不可侵条約締結の過程から、第二次世界大戦勃発、デンマーク・ノルウェーの征服までを描く。


目次

第3部 戦争への道(承前)
 第14章 ポーランドの番
 第15章 ナチ−ソヴィエト条約
 第16章 平和の最後の日々
 第17章 第二次世界大戦はじまる

第4部 戦争――初期の勝利、そして転機
 第18章 ポーランドの滅亡
 第19章 西部の座り込み戦
 第20章 デンマーク、ノルウェーの征服



ウィリアム・L・シャイラー

1904年シカゴに生まれる。ジャーナリスト、歴史家。コー大学卒業後、渡欧。〈シカゴ・トリビューン〉紙の特派員などを経て、CBSのヨーロッパ支局長へ。ドイツのオーストリア併合など、数々の歴史的事件の報道に携わる。1941年、戦況の悪化に伴なってアメリカへ帰国し、自身の経験を基にしたベストセラー『ベルリン日記』(筑摩書房)を発表。1960年に発表した本書で全米最優秀出版賞を受賞。『フランス第三共和制の興亡』(東京創元社)、『第三帝国の終り――続ベルリン日記』(筑摩書房)など著書多数。


松浦伶

(マツウラレイ )

1936年島根県生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。雑誌・書籍の編集者を経て、翻訳に従事。訳書にジャイルズ・ミルトン『スパイス戦争??大航海時代の冒険者たち』(朝日新聞社)、アル・パチーノ+ローレンス・グローベル『アル・パチーノ』(キネマ旬報社)がある。