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弱小相撲部屋に大砲の弾が撃ち込まれ、牛乳に石見銀山が混入され、将軍家拝領の弓に血がベットリと付着し……ト、わが町で立て続けに起こる奇怪な事件。しかもそれを予言するかの如き物語が、町内に住む老作家久々の連載長編の中で、生々しく描かれていたとは! 高校生のオレたちが幕下力士の北ノ波トトモニ事件の謎に挑戦しようと立ち上がった矢先、親方のひとり娘が誘拐される。そして、身代金八百万円を町内から一歩も出ず一週間で使い切れ、という奇想天外な要求が犯人から突きつけられた! たっぷりの下町情緒に、ユーモアとペーソスを盛り込んだ本格の逸品。
戸松淳矩
(トマツアツノリ )1952年京都府生まれ。学習院大学卒。79年『名探偵は千秋楽に謎を解く』でデビュー。長い沈黙の後、2004年に大作『剣と薔薇の夏』を上梓し、 同書で第58回日本推理作家協会賞を受賞。 著作は他に『名探偵は九回裏に謎を解く』『名探偵は最終局に謎を解く』。