― 警察小説―
教祖の死は弟子の仕業か娘の仕業か。カリスマを失って混乱する教団をさらなる悲劇が襲う。デッカーらは教団の子どもたちを救おうと奔走するのだが……。シリーズ第11弾。
死亡したのは〈神の環教団〉の教祖にして、かつての大学教授で物理学の権威。事故か自殺か、はたまた他殺か。あくまで非協力的な態度をとるカルト教団相手に捜査は難航する。
同僚の刑事の無惨な姿に言葉を失うヴァランダー。事件を調べ進むうちに次第に明らかになる同僚の隠された素顔。自分はこれまで彼の何を知っていたのか? 北欧の巨匠の傑作。
夏至前夜から行方をくらました若者たち。一人の母親の必死の訴えがヴァランダーらを動かした。捜査会議を招集するが、刑事の一人と連絡がとれない。好評シリーズ第七弾。
かつて共産主義政権下で、国家権力に翻弄され苦難の道を歩いてきた女性刑事ヤナ。いま底知れぬ犯罪の闇に挑む。哀しみをたたえた女性刑事の活躍を描く、警察小説デビュー作。
小さな町の平穏は、その冷酷な殺人で完全に破られた。なぜ連続殺人犯は、末期の人々を手にかけるのか? 困難を抱えた女性警察署長が追う。大型新人が放つ迫真の警察小説!
串刺しにされた老人、監禁の末殺された花屋の主人。これは新たな連続殺人の幕開けなのか? ヴァランダーは、父親の死の悲しみをこらえ捜査を進める。北欧ミステリの真髄。
父親との旅行から戻ったヴァランダーを待っていたのは、無人の花屋への家宅侵入と老人の失踪の通報。一見大したことがなさそうなふたつの事件だったが……。シリーズ第六弾。
死亡した被害者の娘から、デッカーに対してセクシャル・ハラスメントの訴えが出された。訴えの内容は事実無根だが、相手を魅力的だと思ったのは事実だ。彼女の真の意図は?
高級レストランで男が銃を乱射。悪夢のような惨状に、デッカーら捜査陣は怒りと動揺を隠せなかった。誰かを狙ったものか、衝動的犯行か? リナ&デッカー・シリーズ第十弾。
捜査班内での妨害に抗いながら事件を追うソマーズは、驚愕の真実の果てに、多くの命と一人の少女を天秤に掛けた"究極の選択"を迫られる──大型新鋭が放つ感動のミステリ。
幼い娘を失って以来酒に溺れる敏腕刑事ソマーズは、西海岸を北上する幼児専門の殺人犯を追う特捜班班長に任命される。キャリアの復活を賭して、捜査に挑むソマーズだが……。
被害者の息子はリナの亡き夫の親友だった。かつての恩人と夫への忠誠の板挟みに苦しむリナ。デッカーはリナとの関係に苦悩しつつ捜査を進める。だが、さらに第二の殺人が。
忙しさのあまり、愛妻のリナや子どもたちともすれ違いの毎日が続くデッカー。そんなとき、高名な医師が無惨に殺害される事件が発生した。好評リナ&デッカー・シリーズ第9弾。
少年の失踪は誘拐へと変貌した。そのほか厄介な事件がてんこ盛りの状況に、さすがのフロスト警部もKO寸前。八方ふさがりの警部に光明は訪れるのか? 面白さ抜群の第四弾。
ハロウィーンの夜、少年の死体発見を呼び水に、デントン市内で起こる事件の数々。休暇返上で指揮を執る羽目になったのは、ご存じフロスト警部! 超人気シリーズ第4弾。
容疑者としてあがったのは、魅力的な容姿をもつ謎めいた少年クリス。だが彼の身辺を調べるうちに意外な事実が。若さゆえの情熱と哀しくも歪んだ愛を描く、シリーズ第8弾。
デッカーのもとに、若い女性がホテルで殺害されているとの報が入る。プロムクイーン殺害事件を追う警察の捜査線上にうかぶ、ひとりの少年。好評リナ&デッカー・シリーズ第8弾。
次々とあきらかになる、殺された元警察官の知られざる顔、そして意外な過去。スウェーデン社会の闇と、一人の人間としての警察官リンドマンの苦悩を鮮やかに描き出した傑作。
舌ガンの宣告をうけた警官リンドマンが目にしたのは、新米のころ指導をうけた先輩が殺害された記事だった。『目くらましの道』に続くスウェーデン推理小説の記念碑的作品。