柳沢由実子
(ヤナギサワユミコ )1943年岩手県生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。ストックホルム大学スウェーデン語科修了。主な訳書に、インドリダソン『湿地』『緑衣の女』『声』『湖の男』『厳寒の町』『印(サイン)』、ヘニング・マンケル『殺人者の顔』『目くらましの道』『北京から来た男』、マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー『刑事マルティン・ベック 笑う警官』、ドロシー・ギルマン『悲しみは早馬に乗って』、アリス・ウォーカー『勇敢な娘たちに』、カーリン・アルヴテーゲン『満開の栗の木』などがある。
レイキャヴィクのアパートの一室で若い男の死体が発見された。女性にクスリを飲ませて意識を失わせレイプしていた常習犯らしい。復讐か? 北欧の巨人の人気シリーズ第7弾。
首を吊った女性は母親の死後精神的に不安定になり、降霊術師のもとに出入りしていたという。アイスランド推理小説大賞受賞、北欧ミステリの巨人による好評シリーズ第6弾。
一人孤島に住む、元医師のフレドリックは火事で家を失ったうえに、放火の疑いをかけられるが……。CWAインターナショナルダガー賞受賞。北欧ミステリの帝王最後の作品。
不治の病に冒された昔の恋人。かつて彼女と交わした人生で一番美しい約束を果たすため、孤独な男は旅に出る。〈刑事ヴァランダー・シリーズ〉の著者が描く、希望と再生の物語。
湖の畔のサマーハウスで自殺した女性。数年前に母親を亡くして以来、降霊術師のもとに出入りしていたという。捜査官エーレンデュルはわずかな疑問を胸に孤独な捜査を進める。
タイからの移民を母に持つ男の子が殺された。エーレンデュルら捜査陣は人種差別が原因ではないかと疑うが……。世界のミステリ界をリードする著者のシリーズ第5弾文庫化。
書店用に書き下ろされた短編「手」と、マンケル本人によるシリーズの各作品、人物、地名の紹介を収録した「ヴァランダーの世界」を併録。シリーズファンなら見逃せない一冊。
ホーカンの行方はわからず、妻のルイーズまで姿を消してしまった。ときおり襲う奇妙な記憶の欠落に悩まされながらヴァランダーは捜査を進める。刑事ヴァランダー最後の事件。
ヴァランダーの娘リンダのパートナーの父親が失踪した。家族は心当たりはないというが、ヴァランダーは、かすかな違和感を覚えていた。北欧ミステリの金字塔シリーズ最終巻。
湖の底で発見された白骨には、ソ連製の壊れた盗聴器が結びつけられていた。婚約者を残し失踪した男。時代に翻弄された哀しい人々の真実とは。北欧ミステリの巨人渾身の大作。
タイからの移民を母に持つ男の子が殺された。エーレンデュルら捜査陣は人種差別からくる殺人を疑い、捜査を始める。 世界のミステリ界をリードする著者のシリーズ第5弾。
ひとり島に住む元医師は、不治の病に冒されたかつての恋人の願いを叶えるべく、島を離れ旅に出る。〈刑事ヴァランダー・シリーズ〉の著者が描く孤独な男の希望と再生の物語。
北欧ミステリの帝王ヘニング・マンケルが生んだ刑事、クルト・ヴァランダー。ガラスの鍵賞受賞の第一長編『殺人者の顔』以前の、若き日のヴァランダーを描いた贅沢な短編集。
一人の男の栄光、悲劇、転落、そして死。全世界でシリーズ累計1000万部突破。翻訳ミステリー大賞・読者賞をダブル受賞。家族の在り方を描き続ける著者の、シリーズ第3弾。
湖の底で発見された白骨には、ソ連製の壊れた盗聴器が結びつけられていた。婚約者を残し失踪した男。時代に翻弄された哀しい人々の真実とは。北欧ミステリの巨人渾身のシリーズ第4弾。
北欧ミステリの帝王マンケルは、がんの告知を受けたときに何を思い、絶望といかに闘ったのか。人気の〈刑事ヴァランダー・シリーズ〉の著者の全てが込められた、魂の一冊。
殺人現場で見つかった日記は、ビルギッタを19世紀の中国の寒村、開拓時代のアメリカ、さらには発展著しい現代の中国、アフリカへと導く。ミステリを超えた金字塔的作品。
スウェーデンの寒村でおきた村人の惨殺事件。事件の根は世界の反対側に、そして過去に……。刑事ヴァランダー・シリーズで人気の北欧ミステリの帝王マンケルの集大成的大作。
長いこと封印されていた哀しい事件が捜査官エーレンデュルの手で明らかに。CWAゴールドダガー賞・ガラスの鍵賞を受賞。世界中が戦慄し涙した。究極の北欧ミステリ登場。
イースタの周辺では動物が燃やされる事件が重なっていた。だが、さらに女性が行方不明になり……。人気の刑事クルト・ヴァランダーが父娘で難事件に挑む。シリーズ第9弾。