2014年星雲賞海外長編部門受賞

ブラインドサイト

ブラインドサイト〈上〉

ピーター・ワッツ
嶋田洋一


ブラインドサイト〈上〉

ジャンル
SF > ハードSF
レーベル
創元SF文庫

判型:文庫判
ページ数:276ページ
初版:2013年10月31日

ISBN:978-4-488-74601-8
Cコード:C0197
文庫コード:SF-ワ-3-1

装画:加藤直之
装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。


内容紹介

意識は知性にとって不要なのか?
テッド・チャン推薦、星雲賞ほか全世界7冠制覇の究極のハードSF!

【星雲賞受賞】突如、地球を包囲した65536個の流星。その正体は異星の探査機だった――偽りの“理想郷”でまどろむ人類を襲った未曾有の危機。太陽系外縁の信号源に向け、一隻の宇宙船が派遣される。乗組員は吸血鬼、四重人格の言語学者、感覚器官の大半を機械化した生物学者、平和主義者の軍人、そして脳の半分を失った代わりに特異な能力を得た男。テッド・チャン推薦、「意識」の価値を問う次世代ハードSF!

*第45回(2014年)星雲賞 海外長編部門受賞
*第2位『SFが読みたい!2014年版』ベストSF2013海外篇



ピーター・ワッツ

1958年カナダ・カルガリー生まれのSF作家、海洋生物学者。2006年発表の長編『ブラインドサイト』(邦訳2013年)では、星雲賞海外長編部門ほかフランス・ロシアなど6ヶ国で7つの賞を受賞し、現代随一のハードSF作家として世界的な名声を博す。中編「島」で2010年ヒューゴー賞中編部門を、短編「遊星からの物体Xの回想」で2011年シャーリイ・ジャクスン賞短編部門を受賞。


嶋田洋一

(シマダヨウイチ )

1956年生まれ。 静岡大学人文学部卒、翻訳家。主な訳書に、ピーター・ワッツ『ブラインドサイト』『エコープラクシア 反響動作』、マイクル・フリン『異星人の郷』、M・M・スミス『みんな行ってしまう』、ダン・シモンズ『ザ・テラー』ほか多数。