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街角の書店

18の奇妙な物語

フレドリック・ブラウンシャーリイ・ジャクスン
中村融


街角の書店

ジャンル
ファンタジイ > 奇妙な味
ファンタジイ > アンソロジー
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:390ページ
初版:2015年5月29日

ISBN:978-4-488-55504-7
Cコード:C0197
文庫コード:F-ン-8-2

装画:丹地陽子
装幀:東京創元社装幀室


内容紹介

江戸川乱歩の造語である〈奇妙な味〉は、ミステリにもSFにも怪奇小説にも分類不能の、異様な読後感を残す小説を指す。本書には、翻訳アンソロジーの名手が精選した作品──異色作家の埋もれた名作、スタインベックら大家によるユーモア譚、SF界の鬼才の本邦初訳作など18篇を収めた。ひねりの利いたアイデアストーリーから一風変わった幻想譚まで、多彩な味をご賞味あれ。編者あとがき=中村融

*第9位『IN★POCKET』「2015年文庫翻訳ミステリー・ベスト10」作家部門


目次

ジョン・アンソニー・ウェスト「肥満翼賛クラブ」
イーヴリン・ウォー「ディケンズを愛した男」
シャーリイ・ジャクスン「お告げ」
ジャック・ヴァンス「アルフレッドの方舟」
ハーヴィー・ジェイコブズ「おもちゃ」
ミルドレッド・クリンガーマン「赤い心臓と青い薔薇」
ロナルド・ダンカン「姉の夫」
ケイト・ウィルヘルム「遭遇」
カート・クラーク「ナックルズ」
テリー・カー「試金石」
チャド・オリヴァー「お隣の男の子」
フレドリック・ブラウン「古屋敷」
ジョン・スタインベック「M街七番地の出来事」
ロジャー・ゼラズニイ「ボルジアの手」
フリッツ・ライバー「アダムズ氏の邪悪の園」
ハリー・ハリスン「大瀑布」
ブリット・シュヴァイツァー「旅の途中で」
ネルスン・ボンド「街角の書店」



フレドリック・ブラウン

1906年アメリカ生まれ。新聞社、雑誌社などに勤務のかたわら、執筆を開始。1947年刊行のミステリ長編『シカゴ・ブルース』で、翌年のMWA最優秀処女長編賞を受賞。多くのミステリ、SF、ファンタジーを発表した。代表作は〈エド・ハンター〉シリーズ、『通り魔』『不思議な国の殺人』『3、1、2とノックせよ』『まっ白な嘘』『未来世界から来た男』『天使と宇宙船』『スボンサーから一言』など。奇抜な着想と軽妙な話術で描くショートショートの名手。1972年没。


シャーリイ・ジャクスン

アメリカの作家。1916年、カリフォルニア州サンフランシスコ生まれ。48年、長編The Road Through The Wallで本格的にデビュー。また、同年〈ニューヨーカー〉誌に発表した短編「くじ」が大きな評判を呼ぶ。著作に、『丘の屋敷』、『ずっとお城で暮らしてる』、『なんでもない一日』、エッセイ『野蛮人との生活』などがある。65年没。


中村融

(ナカムラトオル )

1960年愛知県生まれ。中央大学卒業。SF・ファンタジイ翻訳家、研究家、アンソロジスト。主な訳書に、ウェルズ『宇宙戦争』『モロー博士の島』、ハワード《新訂版コナン・シリーズ》ほか多数。創元SF文庫での編著に『影が行く』『地球の静止する日』『時の娘』『時を生きる種族』『黒い破壊者』がある。