ラヴクラフトゼンシュウ

ラヴクラフト全集〈4〉

H・P・ラヴクラフト
大瀧啓裕


ラヴクラフト全集〈4〉

ジャンル
ホラー > 短編集
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:348ページ
初版:1985年11月29日

ISBN:978-4-488-52304-6
Cコード:C0197
文庫コード:F-ラ-1-4

装画:Virgil Finlay
装幀:龍神成文


内容紹介

クトゥルー神話の創造主にして20世紀最高の怪奇小説家ラヴクラフト。ヒマラヤすら圧する未知の大山脈が連なる南極大陸。その禁断の地を舞台に、著者独自の科学志向を結実させた超大作「狂気の山脈にて」をはじめ、中期の傑作「宇宙からの色」「ピックマンのモデル」「冷気」や、初期の作品「眠りの壁の彼方」「故アーサー・ジャーミンとその家系に関する事実」「彼方より」の全7篇に、エッセイ1篇を収録。訳者あとがき=大瀧啓裕


目次

「狂気の山脈にて」
「宇宙からの色」
「ピックマンのモデル」
「冷気」
「眠りの壁の彼方」
「故アーサー・ジャーミンとその家系に関する事実」
「彼方より」


H・P・ラヴクラフト

アメリカの作家。1890年生。ロバート・E・ハワードやクラーク・アシュトン・スミスとともに、怪奇小説専門誌〈ウィアード・テイルズ〉で活躍したが、生前は不遇だった。1937年歿。死後の再評価で人気が高まり、現代に至っても、なおカルト的な影響力を誇っている。旧来の怪奇小説の枠組を大きく拡げて、宇宙的恐怖にまで高めた〈クトゥルー神話大系〉を創始した。《ラヴクラフト全集》で、その全貌に触れることができる。


大瀧啓裕

(オオタキケイスケ )

1952年、大阪市生まれ。著書に『魔法の本箱』『エヴァンゲリオンの夢』、訳書にラヴクラフト『文学における超自然の恐怖』、ラッセル『悪魔の系譜』、スミス『ゾティーク幻妖怪異譚』『ヒュペルボレオス極北神怪譚』『アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚』、オブライエン『金剛石のレンズ』、ウィルスン〈始末屋ジャック〉シリーズ他多数。