ラヴクラフトゼンシュウ

ラヴクラフト全集〈3〉

H・P・ラヴクラフト
大瀧啓裕


ラヴクラフト全集〈3〉

ジャンル
ホラー > 短編集
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:342ページ
初版:1984年3月30日

ISBN:978-4-488-52303-9
Cコード:C0197
文庫コード:F-ラ-1-3

装画:Virgil Finlay
装幀:龍神成文


内容紹介

クトゥルー神話の創造主にして20世紀最後の怪奇小説作家ラヴクラフト。その全貌を明らかにする待望の全集――本巻には、アーカムやアヴドゥル・アルハザードが初めて言及される初期の作品や、ロバート・ブロックに捧げた作者最後の作品をはじめ、時空を超えた存在〈大いなる種族〉を描く、ラヴクラフト宇宙観の総決算ともいうべき「時間からの影」など全8編を収録。訳者あとがき=大瀧啓裕


目次

「ダゴン」
「家の中の絵」
「無名都市」
「潜み棲む恐怖」
「アウトサイダー」
「戸口にあらわれたもの」
「闇をさまようもの」
「時間からの影」
「資料:履歴書」


H・P・ラヴクラフト

アメリカの作家。1890年生。ロバート・E・ハワードやクラーク・アシュトン・スミスとともに、怪奇小説専門誌〈ウィアード・テイルズ〉で活躍したが、生前は不遇だった。1937年歿。死後の再評価で人気が高まり、現代に至っても、なおカルト的な影響力を誇っている。旧来の怪奇小説の枠組を大きく拡げて、宇宙的恐怖にまで高めた〈クトゥルー神話大系〉を創始した。《ラヴクラフト全集》で、その全貌に触れることができる。


大瀧啓裕

(オオタキケイスケ )

1952年、大阪市生まれ。著書に『魔法の本箱』『エヴァンゲリオンの夢』、訳書にラヴクラフト『文学における超自然の恐怖』、ラッセル『悪魔の系譜』、スミス『ゾティーク幻妖怪異譚』『ヒュペルボレオス極北神怪譚』『アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚』、オブライエン『金剛石のレンズ』、ウィルスン〈始末屋ジャック〉シリーズ他多数。