- ミステリ
- 本格ミステリ
- 青春ミステリ
- サスペンス
- ハードボイルド
- ユーモア
- ユーモア・ハードボイルド
- 私立探偵小説
- 警察小説
- 歴史ミステリ
- 時代ミステリ
- 時代本格
- 短編集
- 連作短編集
- アンソロジー
- 倒叙推理
- パスティーシュ
- 心理ミステリ
- 鮎川哲也賞
- 創元ミステリ短編賞
- ミステリーズ!新人賞
- スリラー
- 奇妙な味
- 評論・研究
- ガイド
- エッセイ
- バラエティ
- 少年・少女探偵
- コミック
- ミステリーズ!
- クライム・コメディ
大学の夏休みに、洋介は2年ぶりに小笠原へ帰省した。難病に苦しむ初恋の女性に会うのに忍びなく、帰りにくかったのだ。竹芝からフェリーで26時間、平和で退屈なはずの島では、かつての同級生がストーキングされていると噂が立ち、島一番の秀才は不可思議な言葉を呟く。やがて続けざまに起こった二つの事件。常夏の島を舞台に、伸びやかに描いた青春ミステリを大幅改稿で贈る。著者あとがき=樋口有介/解説=千街晶之
樋口有介
(ヒグチユウスケ )1950年群馬県生まれ。國學院大學中退。88年、『ぼくと、ぼくらの夏』でサントリーミステリー大賞読者賞を受賞しデビュー。『風少女』が第103回直木賞候補となる。『彼女はたぶん魔法を使う』に始まる〈柚木草平シリーズ〉をはじめ、青春味溢れる作品で人気を博す。著作は他に、『林檎の木の道』『雨の匂い』『ピース』『夢の終わりとそのつづき』『捨て猫という名前の猫』などがある。