ジサツノサツジン

自殺の殺人

エリザベス・フェラーズ
中村有希


自殺の殺人

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
トビー&ジョージ・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:318ページ
初版:1998年12月25日

ISBN:978-4-488-15917-7
Cコード:C0197
文庫コード:M-フ-13-2

装画:西村敦子
装幀:矢島高光


内容紹介

嵐の夜、トビーたちは投身自殺を図った植物学者を取り押さえた。しかし、結局彼は、翌朝死体となって発見される。自殺と考えるのが自然だが、警察の捜査結果は他殺の可能性を示唆していた。トビーは行きがかり上、相棒のジョージと共に、事件に首を突っ込むのだが……。果たして真相は、自殺に見せかけた他殺か、それともその逆なのか?


エリザベス・フェラーズ

1907年、ビルマ(現在のミャンマー)生まれ。本名はモーナ・ドリス・マクタガード。イギリス本国に戻って教育を受け、30年代にモーナ・マクタガート名義で普通小説を二作出版。40年、〈トビー&ジョージ〉シリーズ第一作『その死者の名は』を書き、ミステリ作家としてデビュー。以後半世紀以上にわたり、イギリス・ミステリ界の重鎮として活躍しつづけた。英国推理作家協会(CWA)創設時からのメンバーであり、77年には会長に就任している。代表作は『猿来たりなば』『私が見たと蠅は言う』『さまよえる未亡人たち』など。95年没。


中村有希

(ナカムラユキ )

1968年生まれ。1990年東京外国語大学卒。英米文学翻訳家。