サルキタリナバ

猿来たりなば

エリザベス・フェラーズ
中村有希


猿来たりなば

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
トビー&ジョージ・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:310ページ
初版:1998年9月25日

ISBN:978-4-488-15916-0
Cコード:C0197
文庫コード:M-フ-13-1

装画:西村敦子
装幀:矢島高光


内容紹介

イギリス南部ののどかな自然に囲まれた村、イースト・リート。トビーとジョージは、このロンドンから遠く離れた片田舎に誘拐事件を解決するためにはるばるやってきたのだが、そこでふたりを待ち受けていたのは前代未聞の珍事件、なんと、チンパンジーの誘拐殺害事件だった! イギリス・ミステリ界で半世紀にわたって活躍してきた重鎮エリザベス・フェラーズの傑作本格ミステリ。


エリザベス・フェラーズ

1907年、ビルマ(現在のミャンマー)生まれ。本名はモーナ・ドリス・マクタガード。イギリス本国に戻って教育を受け、30年代にモーナ・マクタガート名義で普通小説を二作出版。40年、〈トビー&ジョージ〉シリーズ第一作『その死者の名は』を書き、ミステリ作家としてデビュー。以後半世紀以上にわたり、イギリス・ミステリ界の重鎮として活躍しつづけた。英国推理作家協会(CWA)創設時からのメンバーであり、77年には会長に就任している。代表作は『猿来たりなば』『私が見たと蠅は言う』『さまよえる未亡人たち』など。95年没。


中村有希

(ナカムラユキ )

1968年生まれ。1990年東京外国語大学卒。英米文学翻訳家。