ワタシノイナイテーブルデ

わたしのいないテーブルで

デフ・ヴォイス

丸山正樹


在庫あり

定価:1,760円 (本体価格:1,600円)

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わたしのいないテーブルで

ジャンル
国内ミステリ > ミステリ

判型:四六判並製
ページ数:260ページ
初版:2021年8月31日

ISBN:978-4-488-02848-0
Cコード:C0093

装画:高杉千明
装幀:鈴木久美


内容紹介

コロナ禍の2020年春、手話通訳士の荒井の家庭も様々な影響を被っていた。刑事である妻・みゆきは感染の危険にさらされながら勤務をせざるを得ず、一方の荒井は休校、休園となった二人の娘の面倒を見るため手話通訳の仕事も出来ない。そんな中、旧知のNPOから、ある事件の支援チームへの協力依頼が来る。女性ろう者が、口論の末に実母を包丁で刺した傷害事件。聴者である母親との間に何が? “コロナ禍でのろう者の苦悩”、“家庭でのろう者の孤独”をテーマに描く、シリーズ最新作。


丸山正樹

(マルヤママサキ )

1961年東京都生まれ。早稲田大学卒。シナリオライターとして活躍ののち、松本清張賞に投じた『デフ・ヴォイス』でデビュー。同作は書評サイト「読書メーター」で話題となり、シリーズ第2弾『龍の耳を君に』、第3弾『慟哭は聴こえない』、第4弾『わたしのいないテーブルで』、シリーズスピンオフ『刑事何森 孤高の相貌』『水まきジイサンと図書館の王女さま』も好評を博す。2021年『ワンダフル・ライフ』で読書メーター OF THE YEAR 2021に選ばれる。2022年『龍の耳を君に』が第17回酒飲み書店員大賞を受賞。他の著作に『漂う子』『ウェルカム・ホーム!』『キッズ・アー・オールライト』がある。