容疑者はヘミングウェイ? 鍵を握るは英国ミステリの女王。怪しい奴だらけのパリで真相を暴くのは、パイプの名警部かフィルか、それとも? 『名探偵登場』に続く痛快編。
一方、麻薬密売事件を追うカナダ騎馬警察警部補チャンドラーは、〈グール〉というロック・バンドにたどり着く。やがてバンドの周辺では陰惨な殺人が……
〈下水道殺人鬼〉〈吸血殺人鬼〉そして〈爆殺魔ジャック〉。ロンドンはいま複数の殺人鬼に震撼していた。ニュー・スコットランド・ヤードは特捜部を設置……
村の名士アクロイド氏が短刀で刺殺されるという事件がもちあがった。その前に、さる婦人が睡眠薬を飲みすぎて死んでいる。シェパード医師は……
遠い過去、謎に包まれた母の死──。男は仕事と家庭の破綻を機に、真相を確かめる決意をする。向かうは生まれ故郷の南部の地。数々の奇怪な事件の後、浮かび上がる真実とは。
大きな屋敷はあるものの、日々の稼ぎはまるでない。そんな兄妹が生活費のために企画したのは、有名人を囲んでの会費制のパーティだった。だが、そこに殺人事件が発生し……。
『ル・ギード』の新年度版を印刷所に入稿する、まさにその日、編集長が死んだ?! 社 のOA 化も本格化することになった矢先だ。編集長の死にまつわる謎。本物の事件だ!
中華料理店で働く青年四人が揃って姿を消した。最近始められた組合活動と何か関係があるのだろうか? 行方を追うリディアは、相次ぐ予想外の展開に翻弄される。シリーズ第五弾。
ミステリの女王クリスティの短編集9冊から重複作品を省き、全5巻に再編集した。本巻には、怪奇、幻想、推理の3系統にまたがる作品12編を収録。
風光明媚な海浜にあるエンド・ハウスの当主である若く美しい娘ニック・バックリーは、再三奇妙な事故に遭遇し、あやうく命拾いをしたところだった……
アイルランドを訪れたジャーナリスト、サム・ブリスコーは、ある男から一通の手紙を託された。それをきっかけに、彼は危険な争いに巻きこまれていく。名作ハードボイルド。
イラクで遺跡発掘中の調査団の中で事件が発生した。犯人はもとより殺人方法も見当のつかない怪事件が。たまたま現地に来ていたポワロが調査を開始した。
オリエント急行列車に乗り合わせた客たちは積雪に閉じこめられてた。翌朝、ひとりの乗客が体いっぱいに無数の傷を受けて死んでいた。名作登場。
ポワロのもとに奇妙な犯人から、殺人を予告する挑戦状がとどいた。Aという人物がAの場所で、BがBで殺害された。死体のそばにはいつもABC鉄道案内が……。新訳決定版。
パリ第10大学教授によるハイド氏が語る「ジキル博士とハイド氏」。ホームズも登場する傑作。巻末に「ジキル&ハイド」論の「テクストの生成、ある神話の青春」を併録。
シェイクスピア劇の上演中に響いた石弓の音。矢は観劇中だった往年の名女優を貫いていた。この大胆不敵な犯行はいかにして可能となったのか? フェル博士が事件の謎に挑む。
口述筆記用助手として盲目の作家の家に住み込んだ有能な青年。事故で眼球を失った作家の目となった彼は果たして誰なのか?何かがおかしい……! サスペンス横溢の傑作。
犬がくわえてきたのは失踪した少女の靴。まるでタイプの違う男女の刑事が反目し合いながらも、協力して少女の変死事件の真相を追う。イギリス警察小説に注目の新人が登場。
名誉と友情、そして不変の愛のため、男はひとり砂漠の戦場へ赴く。本格ミステリの古典「矢の家」の著者による冒険小説の白眉、初の完訳。映画「サハラに舞う羽根」原作
戻るはずの渡り鳥、コウノトリが戻ってこないのはなぜか? 青年ルイが巻き込まれた事件の驚愕の真相。大ベストセラー『クリムゾン・リバー』のグランジェのデビュー作!