ジョーンズノセカイ

ジョーンズの世界

フィリップ・K・ディック
白石朗


ジョーンズの世界

ジャンル
SF > SF
レーベル
創元SF文庫

判型:文庫判
ページ数:350ページ
初版:1990年11月9日

ISBN:978-4-488-69606-1
Cコード:C0197
文庫コード:SF-テ-1-5


装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。


内容紹介

保安警察の捜査官がカーニヴァルで出会った奇妙な占い師。個人の占いはお断り──つまり人類の未来だけを占うという、この男がジョーンズだった。一年先までを完璧に予知できる超能力者である。世界政府は彼を監視下におくが、やがて彼のもとに人々は集い、政府を脅かす組織にまで発展する。一方、太陽系には〈漂流者〉と呼ばれる謎の物体が飛来していた。ディック50年代の名編。解説=水鏡子


フィリップ・K・ディック

アメリカの作家。1928年生まれ。1952年に短編作家として出発し、その後長編を矢つぎばやに発表、「現代で最も重要なSF作家の一人」と呼ばれるまでになる。ゆるぎない日常社会への不信、崩壊してゆく現実感覚を一貫して描き続けた。代表作に『ユービック』『火星のタイム・スリップ』『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『スキャナー・ダークリー』『ヴァリス』など。1982年歿。


白石朗

(シライシロウ )

1959年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。訳書にディック「ジョーンズの世界」、キング「11/22/63」「アンダー・ザ・ドーム」、ブラッティ「ディミター」、グリシャム「ペリカン文書」「アソシエイト」、ヒル「ホーンズ 角」など多数。