判型:文庫判
ページ数:292ページ
初版:1970年12月18日
ISBN:978-4-488-60706-7
Cコード:C0197
文庫コード:SF-ウ-2-3
写真:H・G・ウェルズ
装幀:小倉敏夫
多彩をきわめるウェルズの全作品のなかから、表題作をはじめ「アリの帝国」「森の中の宝」「めずらしい蘭の花が咲く」「海からの襲撃者」「盲人の国」など、必読の傑作中短編全12編を精選した。訳者あとがき=阿部知二
(初刊時タイトル『ウェルズSF傑作集2』を改題)
*「アリの帝国」は、映画『巨大蟻の帝国』(1977年/バート・I・ゴードン監督)原作
*「クモの谷」は、映画『魔の谷』(1959年/モンテ・ヘルマン監督)原作
「アリの帝国」
「森の中の宝」
「めずらしい蘭の花が咲く」
「海からの襲撃者」
「盲人の国」
「故エルヴシャム氏の物語」
「ダチョウの売買」
「赤むらさきのキノコ」
「剥製師の手柄話」
「「最後のらっぱ」の物語」
「世界最終戦争の夢」
「クモの谷」
H・G・ウェルズ
1866年、英国イングランド生まれ。フランスのジュール・ヴェルヌと並んで「SFの父」とされる。代表作とされる「タイム・マシン」(1895)、『モロー博士の島』(1896)、『透明人間』(1897)、『宇宙戦争』(1898)、『月世界最初の人間』(1901)などをはじめ、現代SFの基礎となるアイデアの大半はウェルズが発案したものである。小説のみならず、歴史家としても『世界史概観』(1922)などの著作がある。社会活動家としても多くの業績を遺した。1946年没。
阿部知二
(アベトモジ )作家、英文学者、翻訳家。1903年生まれ、1973年歿。