ロウノナカノキフジン

牢の中の貴婦人

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
原島文世


牢の中の貴婦人

ジャンル
ファンタジイ > 異世界ファンタジイ
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:234ページ
初版:2008年11月14日

ISBN:978-4-488-57210-5
Cコード:C0197
文庫コード:F-シ-4-9

装画:佐竹美保
装幀:大野リサ


内容紹介

見知らぬ世界の牢獄に、いきなり放りこまれてしまったエミリーは、手さぐりで情況を分析する。どうやらここは異世界。権力を争う二大勢力の、一方の貴族の女性と人違いされたらしい。話ができるのは牢番とその上司、そして使い走りの少年だけ。そんななかエミリーは、同じ砦の牢に閉じこめられている、ある囚人の男性に魅かれていくのだが……。英国児童文学の女王ジョーンズが書いた〈デイルマーク4部作〉の原型ともいえる作品。訳者あとがき=原島文世


ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

1934年ロンドンに生まれ、オックスフォード大学で学ぶ。3人の子どもを育ててから本格的な執筆活動を始めた。『魔女と暮らせば』(徳間書店)でガーディアン賞を受賞。現代のイギリスを代表するファンタジー作家として高い評価を受けている。邦訳された作品には、他に『わたしが幽霊だった時』『九年目の魔法』『バビロンまでは何マイル』『ダークホルムの闇の君』『うちの一階には鬼がいる!』(以上創元ブックランド)『詩人(うたびと)たちの旅』『聖なる島々へ』『呪文の織り手』『呪文の織り手』(以上創元推理文庫)、『魔法使いハウルと火の悪魔』『魔法使いはだれだ』(以上徳間書店)などがある。2011年歿。


原島文世

(ハラシマフミヨ )

群馬県生まれ。英米文学翻訳家。主な訳書にダイアナ・ウィン・ジョーンズ『牢の中の貴婦人』『バビロンまでは何マイル』、パトリシア・A・マキリップ『オドの魔法学校』『茨文字の魔法』、ショーニン・マグワイア『不思議の国の少女たち』、チャーリー・N・ホームバーグ『紙の魔術師』などがある。