ジュモンノオリテ

呪文の織り手

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
三辺律子


呪文の織り手

ジャンル
ファンタジイ > ファンタジイ
レーベル
創元推理文庫(F)
シリーズ
デイルマーク王国史 3

判型:文庫判
ページ数:348ページ
初版:2004年11月26日

ISBN:978-4-488-57208-2
Cコード:C0197
文庫コード:F-シ-4-7

装画:山野辺若
装幀:WONDER WORKZ。


内容紹介

機織りの少女タナクィが綴る、デイルマークが〈川の国〉と呼ばれていたころの、長い旅の物語。異教徒との戦争に出征した父は戦死し、長兄ガルは心を病んで帰ってきた。そして、戦争の陰では、邪悪な魔術師カンクリーディンが呪いで〈川〉の命を奪おうとしているという。〈川の国〉を襲う洪水の中、ガルのきれぎれの言葉を道標に,タナクィたちは魔術師が待ち受ける下流へと旅立つ。デイルマーク先史を描く大河ファンタジイ第3部。解説=粕谷知世



ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

1934年ロンドンに生まれ、オックスフォード大学で学ぶ。3人の子どもを育ててから本格的な執筆活動を始めた。『魔女と暮らせば』(徳間書店)でガーディアン賞を受賞。現代のイギリスを代表するファンタジー作家として高い評価を受けている。邦訳された作品には、他に『わたしが幽霊だった時』『九年目の魔法』『バビロンまでは何マイル』『ダークホルムの闇の君』『うちの一階には鬼がいる!』(以上創元ブックランド)『詩人(うたびと)たちの旅』『聖なる島々へ』『呪文の織り手』『呪文の織り手』(以上創元推理文庫)、『魔法使いハウルと火の悪魔』『魔法使いはだれだ』(以上徳間書店)などがある。2011年歿。


三辺律子

(サンベリツコ )

東京都生まれ。フェリス女学院大学、白百合女子大学講師。訳書にジョーンズ『呪文の織り手』、ダレーシー『龍のすむ家』、ネルソン『君に太陽を』、フレミング『ぼくが死んだ日』など多数。共著に『12歳からの読書案内』などがある。