クネンメノマホウ

九年目の魔法

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
浅羽莢子


九年目の魔法

ジャンル
ファンタジイ > ファンタジイ
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:490ページ
初版:1994年9月30日

ISBN:978-4-488-57202-0
Cコード:C0197
文庫コード:F-シ-4-2

装画:佐竹美保
装画:NORIC


内容紹介

おかしい。懐かしい壁のこの写真も、愛読してたベッドの上の本も、覚えてるのとは違ってる。まるで記憶が二重になってるみたい。そう、ことの起こりは確か10歳のとき。大きな屋敷にまぎれこんだらお葬式をやってて、そこでリンさんていう男の人に出会って、それから、なにかとても恐ろしいことが……。少女の成長と愛を描き、著者ジョーンズを代表する傑作魔法譚。解説=三村美衣


ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

1934年ロンドンに生まれ、オックスフォード大学で学ぶ。3人の子どもを育ててから本格的な執筆活動を始めた。『魔女と暮らせば』(徳間書店)でガーディアン賞を受賞。現代のイギリスを代表するファンタジー作家として高い評価を受けている。邦訳された作品には、他に『わたしが幽霊だった時』『九年目の魔法』『バビロンまでは何マイル』『ダークホルムの闇の君』『うちの一階には鬼がいる!』(以上創元ブックランド)『詩人(うたびと)たちの旅』『聖なる島々へ』『呪文の織り手』『呪文の織り手』(以上創元推理文庫)、『魔法使いハウルと火の悪魔』『魔法使いはだれだ』(以上徳間書店)などがある。2011年歿。


浅羽莢子

(アサバサヤコ )

1953年生まれ。英米文学翻訳家。東京大学文学部卒。主な訳書にセイヤーズ『学寮祭の夜』、チャーチル『ゴミと罰』、マクラウド『納骨堂の奥に』、キャロル『死者の書』、ピーク『ゴーメンガースト』など多数。2006年歿。