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平成怪奇小説傑作集〈1〉

東雅夫


平成怪奇小説傑作集〈1〉

ジャンル
ホラー > アンソロジー
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:510ページ
初版:2019年7月19日

ISBN:978-4-488-56406-3
Cコード:C0193
文庫コード:F-ん-3-3


写真・装幀:柳川貴代


内容紹介

ホラー・ジャパネスクと怪談実話の興隆で幕を開けた平成の怪奇小説は、多くの人気作家や異色作家を巻きこみながら、幻想と怪奇と恐怖の絢爛(けんらん)たる坩堝(るつぼ)を形成してゆく。平成の三十余年間に生み出された名作を精選して、全三巻に収録。最高の作家たちによる至高の怪奇小説傑作選の第一巻は、平成元年発表の吉本ばなな「ある体験」から10年の宮部みゆき「布団部屋」まで全十五作。


目次

吉本ばなな「ある体験」
菊地秀行「墓碑銘〈新宿〉」
赤江瀑「光堂」
日影丈吉「角の家」
吉田知子「お供え」
小池真理子「命日」
坂東眞砂子「正月女」
北村薫「百物語」
皆川博子「文月の使者」
松浦寿輝「千日手」
霜島ケイ「家──魔象」
篠田節子「静かな黄昏の国」
夢枕獏「抱きあい心中」
加門七海「すみだ川」
宮部みゆき「布団部屋」



東雅夫

(ヒガシマサオ )

1958年神奈川県生まれ。早稲田大学卒。文芸評論家、アンソロジスト。『幻想文学』と『幽』の編集長を歴任。著書に『遠野物語と怪談の時代』(日本推理作家協会賞受賞)、『百物語の怪談史』ほか、編纂書に『日本怪奇小説傑作集』全三巻(紀田順一郎と共編)、『文豪妖怪名作選』『猫のまぼろし、猫のまどわし』ほか多数がある。