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平成怪奇小説傑作集〈2〉

東雅夫


平成怪奇小説傑作集〈2〉

ジャンル
ホラー > アンソロジー
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:474ページ
初版:2019年9月27日

ISBN:978-4-488-56407-0
Cコード:C0193
文庫コード:F-ん-3-4


写真・装幀:柳川貴代


内容紹介

ホラー・ジャパネスクと怪談実話の興隆で幕を開けた平成の怪奇小説シーンは、やがて多くの人気作家や異色作家を巻きこみながら、幻想と怪奇と恐怖のけんらん絢爛たるるつぼ坩堝を形成してゆく。平成の三十余年間に生み出された名作を、全三巻に精選収録するアンソロジー。第二巻は平成10年発表の小川洋子「匂いの収集」から19年の山白朝子「鳥とファフロッキーズ現象について」の全十八作。


目次

小川洋子「匂いの収集」
飯田茂実「一文物語集(244〜255)」
鈴木光司「空に浮かぶ棺」
牧野修「グノーシス心中」
津原泰水「水牛群」
福澤徹三「厠牡丹」
川上弘美「海馬」
岩井志麻子「乞食(ほいと)柱」
朱川湊人「トカビの夜」
恩田陸「蛇と虹」
浅田次郎「お狐様の話」
森見登美彦「水神」
光原百合「帰去来の井戸」
綾辻行人「六山の夜」
我妻俊樹「歌舞伎」
勝山海百合「軍馬の帰還」
田辺青蛙「芙蓉蟹」
山白朝子「鳥とファフロッキーズ現象について」



東雅夫

(ヒガシマサオ )

1958年神奈川県生まれ。早稲田大学卒。文芸評論家、アンソロジスト。『幻想文学』と『幽』の編集長を歴任。著書に『遠野物語と怪談の時代』(日本推理作家協会賞受賞)、『百物語の怪談史』ほか、編纂書に『日本怪奇小説傑作集』全三巻(紀田順一郎と共編)、『文豪妖怪名作選』『猫のまぼろし、猫のまどわし』ほか多数がある。