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判型:文庫判
ページ数:312ページ
初版:1990年10月19日
ISBN:978-4-488-26701-8
Cコード:C0197
文庫コード:M-ヒ-1-1
装画:渋川育由
装幀:矢島高光
晩秋のグラント郡で同じハイスクールの生徒が三人、相次いで自殺を遂げた。『ニューヨーク・スター』の記者ウェルズは単身取材に赴くが、一人娘をやはり自殺で喪っている彼には苦いインタヴューの連続となる。だがそんなウェルズの前に、事件は意外な真相を……。敏腕記者の苦汁に満ちた闘いを描く、話題のシリーズ第一弾!
キース・ピータースン/アンドリュー・クラヴァン
アメリカの作家。1954年生。ニューヨーク生まれのピータースンは、〈ヴィレッジ・ヴォイス〉紙に常連寄稿する傍ら、小説を書きだした。弟と合作したマーガレット・トレイシー名義の『切り裂き魔の森』でMWA賞を受賞。再びMWA賞を得た『夏の稲妻』を含む記者ウェルズ物はハードボイルドの逸品として名高い。本名のクラヴァン名義では『真夜中の死線』が圧巻。読者を翻弄する才筆の持ち主だ。
芹澤恵
(セリザワメグミ )成蹊大学文学部卒業。英米文学翻訳家。訳書にウィングフィールド「クリスマスのフロスト」「フロスト日和」、ピータースン「幻の終わり」「夏の稲妻」、クラヴァン「真夜中の死線」、ウィルソン「リリアンと燃える双子の終わらない夏」など。