アカキシノオトズレ

赤き死の訪れ

ポール・ドハティー
古賀弥生


赤き死の訪れ

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
アセルスタン修道士シリーズ

判型:文庫判
ページ数:366ページ
初版:2007年9月14日

ISBN:978-4-488-21903-1
Cコード:C0197
文庫コード:M-ト-7-2

装画:建石修志
装幀:中島かほる


内容紹介

ロンドン塔の城守、ラルフ・ホイットン卿が塔内の居室で殺された。卿は数日前に届いた謎めいた手紙に、異常なほどおびえていたという。その後も、同様に手紙を受けとった卿ゆかりの者たちのもとを、死が相次いで訪れる。それぞれ個人的な悩みを抱えながらも、姿なき殺人者を追うアセルスタン修道士とクランストン検死官のふたり……。クリスマスを控えた極寒のロンドンに展開する、中世謎解きシリーズの傑作第2弾。解説=千街晶之



ポール・ドハティー

英国の作家。1946年生。多くのペンネームを用いて、それぞれ時代背景の異なる歴史ミステリのシリーズを多数執筆している。中世英国を舞台に、修道士アセルスタンが探偵役となる『毒杯の囀り』『赤き死の訪れ』『神の家の災い』のほか、『白薔薇と鎖』『教会の悪魔』などがある。


古賀弥生

(コガヤヨイ )

東京女子大学文理学部英米文学科卒。ブラッドリー『パイは小さな秘密を運ぶ』『人形遣いと絞首台』『水晶玉は嘘をつく?』、ナイト『夏の沈黙』、マカルパイン『青鉛筆の女』など訳書多数。