ナツヲコロスショウジョ

夏を殺す少女

アンドレアス・グルーバー
酒寄進一


夏を殺す少女

ジャンル
海外ミステリ > ミステリ
海外ミステリ > 警察小説
海外ミステリ > サスペンス
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:460ページ
初版:2013年2月22日

ISBN:978-4-488-16005-0
Cコード:C0197
文庫コード:M-ク-19-1

写真:EDOM/Getty Images Alexander Hassenstein/Getty Images
装幀:Reindeer Design


内容紹介

酔った元小児科医がマンホールにはまり死亡。市議会議員がエアバッグの作動で運転をあやまり死亡。一見無関係な事件の奥に潜むただならぬ気配に、弁護士エヴェリーンは次第に深入りしていく。一方ライプツィヒ警察の刑事ヴァルターは、病院での少女の不審死を調べていた。オーストリアの弁護士とドイツの刑事、ふたりの軌跡が出会うとき、事件がその恐るべき真の姿を現し始める。ドイツでセンセーションを巻き起こした、衝撃作登場。訳者あとがき=酒寄進一

*第9位『IN★POCKET』2013文庫翻訳ミステリーベスト10/読者部門
*第17位(新人賞第4位)『ミステリが読みたい!2014年版』海外編
*第20位『週刊文春 2013年ミステリーベスト10』海外編



アンドレアス・グルーバー

1968年ウィーン生まれ。90年代半ばに作家デビューしてから短編作家として鳴らし、ドイツ幻想文学賞短編部門、ヴィンセント賞短編部門など、ドイツ語圏の文学賞の短編部門で何度も受賞し、ノミネート作品も多い。2005年から長編を書きだし、2011年に出版された『夏を殺す少女』で「オーストリアから世界に通用する作家が生まれた」と評判に。現在では押しも押されもせぬミステリ作家としての地歩を築いている。


酒寄進一

(サカヨリシンイチ )

ドイツ文学翻訳家、和光大学教授。主な訳書として、2012年本屋大賞翻訳小説部門第1位に選ばれたシーラッハ『犯罪』、2021年日本子どもの本研究会第5回作品賞特別賞を受賞したコルドン〈ベルリン三部作〉、ヘッセ『デーミアン』、ブレヒト『アルトゥロ・ウイの興隆/コーカサスの白墨の輪』、ケストナー『終戦日記一九四五』、ノイハウス『友情よここで終われ』、ザルテン『バンビ――森に生きる』などがある。