ジャンピングジェニイ

ジャンピング・ジェニイ

アントニイ・バークリー
狩野一郎


ジャンピング・ジェニイ

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
ロジャー・シェリンガム・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:350ページ
初版:2009年10月30日

ISBN:978-4-488-12306-2
Cコード:C0197
文庫コード:M-ハ-3-6

装画:牛尾篤
装幀:本山木犀


内容紹介

屋上の絞首台に吊された藁製の縛り首の女──小説家ストラットン主催の〈殺人者と犠牲者〉パーティの悪趣味な余興だ。ロジャー・シェリンガムは、有名な殺人者に仮装した招待客のなかの嫌われもの、主催者の義妹イーナに注目する。そして宴が終わる頃、絞首台には人形の代わりに、本物の死体が吊されていた。探偵小説黄金期の雄・バークリーが才を遺憾なく発揮した出色の傑作! 訳者あとがき=狩野一郎/解説=川出正樹

*第3位『2011本格ミステリ・ベスト10』“ゼロ年代”2000-2009海外本格ミステリ オールベスト・ランキング


アントニイ・バークリー/フランシス・アイルズ

1893年イギリスのハートフォードシャー生まれ。第一次世界大戦に従軍後、ユーモア作家として〈パンチ〉誌で活躍。「?」名義で『レイトン・コートの謎』を著して以降、『毒入りチョコレート事件』『第二の銃声』『ジャンピング・ジェニイ』など、従来の探偵小説に対する批判を織り交ぜた実験精神あふれる作品を発表。英国本格ミステリ黄金期を代表する作家としてその地位を不動のものとした。他の作品に、フランシス・アイルズ名義で発表したサスペンス『殺意』『レディに捧げる殺人物語』などがある。1971年没。