レイトン・コートノナゾ

レイトン・コートの謎

アントニイ・バークリー
巴妙子


レイトン・コートの謎

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
ロジャー・シェリンガム・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:346ページ
初版:2023年8月31日

ISBN:978-4-488-12308-6
Cコード:C0197
文庫コード:M-ハ-3-8

装画:牛尾篤
装幀:東京創元社装幀室/フォーマット:本山木犀


内容紹介

田舎屋敷レイトン・コートの書斎で、額を撃ち抜かれた主人の死体が発見された。現場は密室状態で遺書も残されており、警察の見解が自殺に傾くなか、死体の奇妙な点に注目した作家ロジャー・シェリンガムは殺人説を主張する。友人アレックを助手として、自信満々で調査に取りかかったが……。想像力溢れる推理とフェアプレイの実践。英国探偵小説黄金期の巨匠の記念すべき第一作。序文=アントニイ・バークリー/解説=羽柴壮一/巻末エッセイ=法月綸太郎


アントニイ・バークリー/フランシス・アイルズ

1893年イギリスのハートフォードシャー生まれ。第一次世界大戦に従軍後、ユーモア作家として〈パンチ〉誌で活躍。「?」名義で『レイトン・コートの謎』を著して以降、『毒入りチョコレート事件』『第二の銃声』『ジャンピング・ジェニイ』など、従来の探偵小説に対する批判を織り交ぜた実験精神あふれる作品を発表。英国本格ミステリ黄金期を代表する作家としてその地位を不動のものとした。他の作品に、フランシス・アイルズ名義で発表したサスペンス『殺意』『レディに捧げる殺人物語』などがある。1971年没。


巴妙子

(トモエタエコ )

1963年長崎市生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。翻訳家。訳書にP・ワイルド「悪党どものお楽しみ」「探偵術教えます」、グルーバー「ケンカ鶏の秘密」などがある。