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アントニイ・バークリー
鮎川信夫


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ジャンル
海外ミステリ > 倒叙推理
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
アンブローズ・チタウィック・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:524ページ
初版:1971年12月10日

ISBN:978-4-488-12304-8
Cコード:C0197
文庫コード:M-ハ-3-2

装画:牛尾篤
装幀:本山木犀


内容紹介

主治医から余命数か月と宣告されたトッドハンター氏は、命尽きるまでの短い時間の有意義な使い方を考えた結果、世に害を為す人物の抹殺に充てることにした。迷走の末ようやく標的を決定したものの、その死にまつわる過ち(エラー)から裁判(トライアル)のため奔走する羽目に。おちおち死ぬこともできないトッドハンター氏を待ち受ける皮肉な運命とは。多重どんでん返しで読者を魅了するバークリーの到達点。解説=宮脇孝雄(初刊時タイトル『トライアル&エラー』を改題)


アントニイ・バークリー/フランシス・アイルズ

1893年イギリスのハートフォードシャー生まれ。第一次世界大戦に従軍後、ユーモア作家として〈パンチ〉誌で活躍。「?」名義で『レイトン・コートの謎』を著して以降、『毒入りチョコレート事件』『第二の銃声』『ジャンピング・ジェニイ』など、従来の探偵小説に対する批判を織り交ぜた実験精神あふれる作品を発表。英国本格ミステリ黄金期を代表する作家としてその地位を不動のものとした。他の作品に、フランシス・アイルズ名義で発表したサスペンス『殺意』『レディに捧げる殺人物語』などがある。1971年没。