セカイノノゾムセイヒツ

世界の望む静謐

  【単行本版】

倉知淳


世界の望む静謐

ジャンル
国内ミステリ > 倒叙推理
国内ミステリ > 短編集
シリーズ
乙姫警部シリーズ

判型:四六判仮フランス装
ページ数:390ページ
初版:2022年10月7日

ISBN:978-4-488-02877-0
Cコード:C0093

装画:牧野千穂
装幀:岩郷重力+K.H


内容紹介

あなたのことは、最初から疑っていました──漫画家を殺してしまった週刊漫画誌の編集者、悪徳芸能プロモーターを手にかけた歌謡界の元・スター、裏切った腹心の部下に鉄槌を下した人気タレント文化人、過去を掘り返そうとする同僚の口を封じた美大予備校の講師……彼らは果たして、いつ、何を間違えてしまったのか。罪を犯した者たちの前に、死神めいた風貌の警部が立ちはだかる。〈刑事コロンボ〉の衣鉢を継ぐ、大人気倒叙ミステリシリーズ最新作!


目次

「第一話:愚者の選択」
「第二話:一等星かく輝けり」
「第三話:正義のための闘争」
「第四話:世界の望む静謐」


倉知淳

(クラチジュン )

1962年静岡県生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒業。93年、『競作 五十円玉二十枚の謎』への投稿を経て翌94年、『日曜の夜は出たくない』で本格的な作家デビューを飾る。以後、ユーモラスで親しみやすい作風ながら、ミステリとしての完成度にも妥協しない、高いクオリティの作品群を書き続けている。2001年、『壺中の天国』で第1回本格ミステリ大賞を受賞。他の著作に『過ぎ行く風はみどり色』『星降り山荘の殺人』『幻獣遁走曲 猫丸先輩のアルバイト探偵ノート』『ほうかご探偵隊』『皇帝と拳銃と』『死体で遊ぶな大人たち』『猫の耳に甘い唄を』などがある。