ヘニング・マンケル
1948年スウェーデン生まれ。作家、舞台監督、劇作家。〈刑事ヴァランダー・シリーズ〉の第1巻『殺人者の顔』でガラスの鍵賞を、第5巻『目くらましの道』でCWA賞のゴールドダガーを、更に Svenska gummistövlar で同賞のインターナショナルダガーを受賞。他に児童書やエッセイなども書いた、人気実力ともに北欧ナンバーワンの作家である。2015年没。
次々とあきらかになる、殺された元警察官の知られざる顔、そして意外な過去。スウェーデン社会の闇と、一人の人間としての警察官リンドマンの苦悩を鮮やかに描き出した傑作。
舌ガンの宣告をうけた警官リンドマンが目にしたのは、新米のころ指導をうけた先輩が殺害された記事だった。『目くらましの道』に続くスウェーデン推理小説の記念碑的作品。
犠牲者たちに共通するものは? 常軌を逸した連続殺人に、ヴァランダーらの捜査は難航する。そして四人目の犠牲者が……。現代社会の病巣を鋭くえぐる傑作シリーズ第五弾。
背中を斧で割り、頭皮の一部を剥ぎ取る凄惨な殺害方法。美しい夏のイースタで起きた連続殺人事件を、ヴァランダー警部が追う。CWA賞受賞、スウェーデン警察小説の金字塔。
警察を辞める決心をしたヴァランダーが見たのは、友人が殺害されたという新聞記事だった。事件を追い始めた彼の身に、犯人の魔の手が迫る! ゴールドダガー受賞シリーズ。
消えた女、爆発する家、切断された黒人の指。スウェーデンの片田舎で連続して発生する不可解な事件と旧ソ連、南アフリカとを結ぶ糸は? CWAゴールドダガー受賞シリーズ。
海岸に二人の男の死体が流れ着いた。どうやら東欧の人間らしい。小さな港町の刑事ヴァランダーは、この国境を越えた事件に思わぬ形で深入りすることになる。注目の第二弾。
【CWAゴールドダガー受賞シリーズ/スウェーデン推理小説アカデミー最優秀賞受賞】雪の予感がする早朝、動機不明の二重殺人が発生。男は惨殺され、女も「外国の」と言い残して事切れる。片隅で暮らす老夫婦を、誰がかくも残虐に殺害したのか。