大瀧啓裕
(オオタキケイスケ )1952年、大阪市生まれ。著書に『魔法の本箱』『エヴァンゲリオンの夢』、訳書にラヴクラフト『文学における超自然の恐怖』、ラッセル『悪魔の系譜』、スミス『ゾティーク幻妖怪異譚』『ヒュペルボレオス極北神怪譚』『アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚』、オブライエン『金剛石のレンズ』、ウィルスン〈始末屋ジャック〉シリーズ他多数。
私はP・K・ディック。親友のニコラスが、ある日ヴァリスと出遭ったという・・・・・・。問題作『ヴァリス』の原型となった一遍の青春譚。
カリフォルニアに建造された陽子ビーム偏向装置が、始動初日、暴走事故を起こした。居あわせた8人の男女は、陽子にさらされ、高みから投げ出される。全員ほどなく病院で無事……
マニーは外宇宙で母親の処女受胎によって生をうけた。邪悪なゾーンに覆われた地球に送り込まれようとしたとき、事故が発生し、マニーは一切の記憶を失ってしまう……。六年がすぎ、マニー……
女友達の自殺をきっかけに、ホースラヴァー・ファットは少しずつ狂いはじめた。麻薬に溺れ、彼もまた自殺を試みるが失敗する。だが、彼は神に出会った。ピンク色の光線を照射し、彼の頭に直接……
クトゥルー神話の創造主にして20世紀最高の怪奇小説家ラヴクラフト。本書には、ランドルフ・カーターを主人公とする一連の作品、および、それと関連する初期のダンセイニ風掌編を収録。猫を愛す……
「『ピックマンのモデル』だ」蒐集家のキースが骨董屋で入手した絵を見るなり、友人が叫んだ。絵の片隅に署名がある。R・アプトン・ピックマン。ラヴクラフトの小説に登場する人物……
虚空に黒の光芒を放つ巨星ラヴクラフト。Uボート艦長が深海の底でアトランティスに遭遇する「神殿」、医学生のおぞましい企てを描く「死体蘇生者ハーバート・ウェスト」など8編。
クトゥルー神話の創造主にして20世紀最高の怪奇小説家ラヴクラフト。ヒマラヤすら圧する未知の大山脈が連なる南極大陸。その禁断の地を舞台に、著者独自の科学志向を結実させ……
クトゥルー神話の創造主にして20世紀最後の怪奇小説作家ラヴクラフト。その全貌を明らかにする待望の全集――本巻には、アーカムやアヴドゥル・アルハザードが初めて……
あれはもう昔のことだ。あの女も探偵も死んでしまったし、モーテルも焼け落ちてしまった。そしていまは、自分が母親ではなくてノーマン・ベイツであることもわかっている……