過去1年分の新刊です。
避暑地の別荘に揃った幼馴染み五人のうち、ひとりが死に、ひとりが警察に連行される。五人の間に何があったのか? なぜ事件は起きたのか? 息を呑む心理劇の行く末は。
一見無駄に見えるものを大事そうに集める人と、彼・彼女らの内面を知ろうとする人たちが不器用ながらも寄り添い合う様子を描いた、全5編からなる愛おしい短編集。
ホリー・ジャクソン最新作先行掲載や、初邦訳の犯人当て短編などで贈る「英国ミステリ特集」。新連載、一色さゆり。読切、大島清昭、君嶋彼方。第25回本格ミステリ大賞全選評ほか。
空き家やキャンプ場、岩場や砂浜……英国コーンウォールの海辺には、忘れがたい物語がひそんでいる。サマセット・モーム賞受賞作『潜水鐘に乗って』に続く珠玉の第二作品集。
東京で同級生三人が久しぶりの再会を果たす。話題は小学生時代の、あの事故の話になっていく……。第1回創元ミステリ短編賞受賞作「嘘つきたちへ」を含むデビュー短編集。
ヴィクトリア朝ロンドン郊外の電信局で起きた密室殺人。疑われた青年を救う為、電信士ローラが己の知識と技能を駆使して見えない犯人を追う。第33回鮎川哲也賞受賞第一作。
誕生日に裏庭でつぼを見つけたツリーホーン、なかからあらわれた男の人に、ねがごとを言ってみるが……エドワード・ゴーリーのイラスト30点。ナンセンスでとぼけた物語。
新聞記者ジャンゴの祖父は、対独協力者と糾弾された祖父の遺品から謎の小箱と紙片を発見する。〈図書館の魔女〉シリーズの気鋭が贈る知的探究の喜びに満ちた長編ミステリ。
第二次世界大戦中のロンドンで、失踪した秘密諜報員を探すために、暗号解読と謎解きに挑む少年たち。数々の文学賞に輝いた児童文学作家が贈る、勇気と友情を描くミステリ。
NY公共図書館の高名な地図学者だった父が遺した、平凡な一枚の道路地図。それは隠された世界への招待状だった──新鋭が放つ傑作幻想小説。ミソピーイク賞候補作。
蝉谷めぐ実、藤野恵美らの読切などで贈る、特集「作家と編集者」。寺地はるな、丸山正樹によるW新連載スタート。嶋津輝、松樹凛読み切り掲載ほか。
月面に待つ敵プレイヤーとの格闘ゲーム対決。放射能を用いたイカサマ賭博──『ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム』の異才がいま満を持して放つ、至高のゲームSF11編。
大妖の力を集めて作った大切な玉を、仲人屋の十郎がうばって消えてしまった。信じていた相手の裏切りにあせびはショックを受け家にこもってしまう。大人気シリーズ第5弾。
おこづかいで新しいマンガを買いたいツリーホーン。庭の木のはっぱが1ドル札になっているのを見つける。エドワード・ゴーリーのイラスト30点、はちゃめちゃで可愛い物語!
ミステリ界の巨匠の軌跡、ここにあり! 〈金田一耕助〉シリーズ、〈由利麟太郎〉シリーズ、ノンシリーズなどから厳選した傑作17編を発表順に収録した、珠玉の短編集。
2011年の"あの日"、彼は私たちの前から姿を消した。これは、大切なものほど失くしてしまう悪癖に悩まされ、それでも飄々と振る舞う青年が残した、生きた軌跡の物語。
ふたつの言語における単語の意味のずれから生じる翻訳の魔法を用いて、大英帝国が覇権を握る19世紀。秘密結社ヘルメスは叛旗を翻す。ネビュラ賞、ローカス賞受賞作。
極東で阿片をめぐり大英帝国と清朝政府が戦争の瀬戸際にある中、ロビンは広東を訪れる。そしてロビンは、後戻りのできない決断をする。ネビュラ賞、ローカス賞受賞作。
辻堂ゆめ、ミステリ長編新連載スタート。笹原千波、似鳥鶏、町田そのこ、溝渕久美子、雪富千晶紀読み切り。2024年ヒューゴー賞短編部門候補作、宝樹「美食三品」掲載ほか。
「思うんだけど、ぼくは縮んでるんじゃないかな」でも、なんだかみんな気にしていないみたいだ……。エドワード・ゴーリーのイラストが30点収録、ナンセンスで可愛い物語!