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判型:文庫判
ページ数:378ページ
初版:1960年3月11日
ISBN:978-4-488-10411-5
Cコード:C0197
文庫コード:M-ク-1-11
装幀:辰巳四郎
●綾辻行人氏推薦――「この蠱惑的なタイトル。なおかつEQの長編で唯一の“嵐の山荘”。必読、です。」
古いインディアン集落を背景に、異様な境遇をもつ2人の人物を登場させて、怪奇な殺人物語が展開される。エラリーの長い犯罪捜査の経験の中で、官憲の手を借りず独力快刀乱麻を断った最初の事件。刑事も指紋係も検屍官も登場しない。エラリーの国名連作の中で珍重すべき1編である。意外なあと味の良さも定評がある。
エラリー・クイーン
アメリカの作家。フレデリック・ダネイ(1905‐82)とマンフレッド・B・リー(1905‐71)の、いとこ同士による合同ペンネーム。1929年、出版社のコンテストに投じた長編『ローマ帽子の謎』でデビュー。同書を第一作とする〈国名シリーズ〉と、当初はバーナビー・ロス名義で発表されたドルリー・レーン四部作でミステリ界に不動の地位を得る。その後も作者と同名の名探偵が活躍する傑作をいくつも著し、ダネイは雑誌〈エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン〉で多数の作家を世に送り出したほか、ミステリ研究者、アンソロジストとしても功績を残した。「アメリカの推理小説そのもの」と評された、巨匠中の巨匠である。
井上勇
(イノウエイサム )1901年広島県生まれ。1923年、東京外国語学校(東京外国語大学)卒業。翻訳家。1985年歿。