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判型:文庫判
ページ数:409ページ
初版:1979年5月18日
ISBN:978-4-488-10419-1
Cコード:C0197
文庫コード:M-ク-1-19
装画:ひらいたかこ
装幀:磯田和一
エラリー・クイーンは映画脚本執筆のためハリウッドへとやって来たが、陽気な結婚騒ぎが冷酷きわまる二重殺人に転じるや、頭脳をフル回転させなくてはならない羽目となる。銀幕の名優、スクリーンの美女、気ちがいじみた宣伝部長や天才的プロデューサーなど、多彩な映画王国の面々がひしめくなか、エラリーが指摘した意外な真犯人とは?
エラリー・クイーン
アメリカの作家。フレデリック・ダネイ(1905‐82)とマンフレッド・B・リー(1905‐71)の、いとこ同士による合同ペンネーム。1929年、出版社のコンテストに投じた長編『ローマ帽子の謎』でデビュー。同書を第一作とする〈国名シリーズ〉と、当初はバーナビー・ロス名義で発表されたドルリー・レーン四部作でミステリ界に不動の地位を得る。その後も作者と同名の名探偵が活躍する傑作をいくつも著し、ダネイは雑誌〈エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン〉で多数の作家を世に送り出したほか、ミステリ研究者、アンソロジストとしても功績を残した。「アメリカの推理小説そのもの」と評された、巨匠中の巨匠である。