●アーサー・C・クラーク絶賛――「驚愕すべき1冊。これまで書かれた中で最高の火星植民小説だ。21世紀の植民者たちにとって必須の書となるだろう。」
【ネビュラ賞・英国SF協会賞・星雲賞受賞作】
火星表面には数多の居住施設が完成し、地球から数万の植民者が送られてきた。また人と資源の移送を容易にするため、火星の衛星軌道まで達する宇宙エレヴェーターの建造も始まる。だが、この星は地球の延長ではない。地球の軛から逃れようという動きは、ついに革命に。数多の植民都市が決起し……そして、空前のカタストロフィが襲った! 解説=金子隆一
キム・スタンリー・ロビンスン
1952年アメリカ合衆国イリノイ州生まれ。84年『荒れた岸辺』で長編デビューし、ローカス賞を受賞。92年から『レッド・マーズ』に始まる〈火星三部作〉を発表し、ヒューゴー賞・ネビュラ賞など複数の賞を受賞。2014年時点でヒューゴー賞2回、ネビュラ賞3回、ローカス賞6回のほか、世界幻想文学大賞、ジョン・W・キャンベル記念賞、英国SF協会賞、星雲賞など多数の主要SF賞を受賞している。現代アメリカを代表するSF作家の一人である。