イルカノシマ

イルカの島

アーサー・C・クラーク
小野田和子


イルカの島

ジャンル
SF > SF
レーベル
創元SF文庫

判型:文庫判
ページ数:230ページ
初版:1994年2月18日

ISBN:978-4-488-61103-3
Cコード:C0197
文庫コード:SF-ク-1-3

写真:ボルボックス
装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。


内容紹介

密航したホヴァーシップが沈み、ただひとり海上に取り残された家出少年のジョニー。彼を救ったのは、なんと一群のイルカたちだった。彼らに運ばれていった先の孤島では、科学者たちがイルカ研究のために暮らしていた。しかも、所長はイルカ語を解し、このイルカたちも人間と意思を通わせることができたのだ! 名匠が、大海原の神秘と景観をあますところなく描いた海洋SFの傑作。解説=金子隆一


アーサー・C・クラーク

イギリスの作家。1917年生まれ。1946年に短編「抜け穴」でデビューし、以来アイザック・アシモフ、ロバート・A・ハインラインと並び称されるSFの巨匠として、豊富な科学知識を駆使したハードSFを発表し続けた。ヒューゴー賞とネビュラ賞の同時受賞を2度達成したほか、1986年には自らの名を冠したアーサー・C・クラーク賞が発足、さらに1998年にはナイトの称号を授かるなど、数々の栄誉を受ける。代表作は『地球幼年期の終わり』、『海底牧場』、『2001年宇宙の旅』、『宇宙のランデヴー』ほか。2008年没。


小野田和子

(オノダカズコ )

1951年生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒業。訳書に、アシモフ『夜来たる[長編版]』、クラーク『イルカの島』、ジェミシン『第五の季節』『オベリスクの門』、ウィアー『火星の人』他多数。