カイキライサン

怪奇礼讃

E・F・ベンスン
中野善夫吉村満美子 編訳


怪奇礼讃

ジャンル
ホラー > ホラー
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:396ページ
初版:2004年7月30日

ISBN:978-4-488-55502-3
Cコード:C0197
文庫コード:F-ン-6-1

装画:Carlos Schwabe“The Death of the Grave Digger” Heritage Images/Getty Images
装幀:東京創元社装幀室


内容紹介

本書は怪奇小説、それも英国の古風な、それでいて少しひねくれた、変わった味の作品を中心にまとめたアンソロジーである。不思議な話、奇怪な話、そして怖い話の……。ベンスンら巨匠の知られざる名品から、通を唸らせるウェイクフィールドら名手の逸品、奇妙な味わいの珍品、そして極めつきの恐怖譚まで、本邦初訳作を中心に22編を厳選。古雅にして多彩な怪奇小説をご賞味あれ。


目次

マーガニタ・ラスキ「塔」
ウィリアム・ホープ・ホジスン「失われた子供たちの谷」
ヒュー・マクダーミッド「よそ者」
E・F・ベンスン「跫音(あしおと)」
H・R・ウェイクフィールド「ばあやの話」
ディラン・トマス「祖父さんの家で」
マーティン・アームストロング「メアリー・アンセル」
ローザ・マルホランド「『悪魔の館』奇譚」
ロード・ダンセイニ「谷間の幽霊」
アルジャナン・ブラックウッド「囁く者」
ジェイムズ・ホッグ「地獄への旅」
マージョリー・ボウエン「二時半ちょうどに」
A・M・バレイジ「今日と明日のはざまで」
A・J・アラン「髪」
エイドリアン・アリントン「溺れた婦人(ひと)」
オリヴァー・オニオンズ「ジョン・グラドウィンが言うには」
S・ベアリング=グールド「死は素敵な別れ」
メアリ・エリザベス・ブラッドン「昔馴染みの島」
エイミアス・ノースコート「オリヴァー・カーマイクル氏」
メアリ・コルモンダリー「死は共に在り」
G・W・ストーニア「ある幽霊の回顧録」
J・D・ベリスフォード「喉切り農場」